ハルにとっても特別な日になった3月11日がやって来る。
翌日の誕生日を楽しみにしていただけでなく、開通したばかりの東北新幹線に乗
って青森に連れて行ってもらえることになっていた。
それが一転して、大槌町の御祖母ちゃんや曽御祖母ちゃんの安否を心配する一夜
を過ごすことになってしまったのだから幼少心に何を思ったか、、。
3・11津波被災地では、住宅再建はだいぶ進み、鉄道復旧も大槌新駅舎もでき
完全開通まで間もなくまできている。
被災直後に建物はいっさい壊滅して荒野となった瓦礫のなかに立ったときは、復
興のことなど見通せなかった。
津波の恐ろしさを肌で感じて、この荒野の同じ場所に住宅は危険で建てられない
だろう。宅地は、大槌川をはさんだ上手山側を切り拓いて高台造成へと向かうと
おもった。
外部の人の観測より、山をきりひらて住宅をつくり、その土を旧市街地の嵩上げ
に重機をフル動員して完成させる新しい人工的風景はスゴイに尽きる勢いです。
お祭りや、漁港の賑わいが戻りつつある姿を見るにつけ少し安どしています。

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