2018年3月15日木曜日

「漱石山房記念館」は時間がゆったりと2046


「漱石山房記念館」は、漱石の作品や関連図書にリアルに触れることができ素晴
らしい。
館内を一巡したあと、ブックカフェでゆっくり山房周辺のマップを見ながら長居
した。

漱石が晩年の9年間を過ごした早稲田南町にあって「漱石山房」と呼ばれた和洋
折衷の平屋建ては、昭和20年(1945)5月24日の東京夜間爆撃(B29)
で焼失した。

その復元なったモダンなベランダ式回廊から、二階のフローリングの敷かれた部
屋に入る。東北大学附属図書館の漱石文庫とは、漱石の作品世界と云うことで、
「吾輩は猫である」からはじまって、「坊ちゃん」「草枕」「二百十日」「道草」
「三四郎」「こゝろ」から、評論などの一部原稿、写真をガラス張りボックスに
展示している。
執筆した作品のなかにでてくる、上野精養軒、吉原、上野公園、市谷界隈、牛込
の寄席などから、両国、伝通院、駒込、本郷、真砂町、湯島聖堂、深川、歌舞伎
座、帝国劇場、星が丘茶廊と、行動範囲の広いのに驚く。

さらに、学生時代のつきあい、松山時代、英国時代、熊本時代の漱石をめぐる多
岐に亘る豊富な人脈図が描かれている。
芥川龍之介、正岡子規、高浜虚子、奥さんの夏目鏡子、岩波茂雄との関係とか、
内田百閒、和辻哲郎、久米正雄、野上弥栄子、石川啄木、志賀直哉、藤村操、森
鴎外、武者小路実篤、魯迅、、。
漱石自筆の水彩画、俳句、鏡子あての書簡なども展示されている。

(←ブログ:2018・3・14 「漱石山房記念館へ」2045)


0 件のコメント:

コメントを投稿