2021年1月31日日曜日

恒例になったスキー帰りの露天風呂 3100

今回のスキーツアーにはお声がかからなかったが、帰路最後の最後に温泉に誘
ってくれた。

わが住まいからも比較的近い国道16号線にある「湯楽の里」。地下1800m
から湧き出したアルカリ性単純天然温泉で、湯船につかると柔らかな肌触りで
すべすべ感がたまらなく良い。
いままでの立ち寄り湯でこの泉質は信州の鹿教湯温泉や群馬の谷川温泉などが
そうだった。

(←ブログ:2020・3・9 「猿ヶ京温泉<まんてん星の湯>へ」2771)

新・新宿はどこへ向かうのか    3099

1959年3月から東京に住むことになった僕は、開放感一杯にまちに引き込
まれた末、一週間に一度は映画館に通ったのである。

当時の新宿駅東口は改札口(木戸風)を出ると斜めに位置する側に「二幸」が
目に入り、左に西口へ通り抜けるトンネル通路があった。その二幸の脇に戦後
闇市の頃から変わることなく色とりどりの果物が路にはみ出し積まれた光景を
横目にしながら進み、角筈の都電通りを横切り、まっすぐ進んで行くと目指す
「ミラノ座」があったのである。
いまでは二幸は「アルタ」に、都電はなくなり横切った右はドン・キホーテに
なっているが、当時は僕たち貧乏学生を喰わせてくれる30円のカレーライス
屋や牛丼店が映画街までの道端にあり助かったものです。

それから60余年後、会社勤めはやめ都心に出るのが稀になって駅の階段乗降
も苦になるようになった僕は、ときたま会合の帰路に新宿の雑踏を味わうが、
昼夜の光と騒音と驚くべき多数の群衆の行き交う混沌状態は昔のように熱量を
吸収することができず視線を下げて呻くことしかできない。

2021年1月29日金曜日

55000人の宮古島でクラスター    3098

沖縄宮古島へは三度渡島している。
その宮古島で突然新型コロナ感染のPCR検査のための長蛇の列ができている
のに驚いて、TVニュースにくぎ付け。

サンゴ礁でできた透きとおる海の美しい島だが、国政選挙ともなると投票率が
最低で我が道を行くというか、島民の連帯感は強く来島者には優しい。
そんな島にクラスターの出現で他所事でなくなり、未知との遭遇状態になって
いるのがわかる。
病院は一般外来は休止になり、病床も70余が満床になりつつあるようだ。

ハルを連れて、島の北側の海域に「八重干瀬(ヤビジ)」と呼ばれる日本最大
級のサンゴ礁群を見せ、潮目を見計らいながらダイビングしたいと思っている。
だが未だ先のことになりそうで、できればそれまで生きつづけよう。
柳田國男の「海上の道」とされる、稲作栽培が島伝いに日本列島を北上し伝え
られた、と、いう稲作伝来の黒潮ルート説の興味つきない場所でもある。

新宿 「でん八・そのに」の頃      3097

ジャズ喫茶ACB
新宿駅で途中下車したとき、よくスナック「そのに」の止まり木に腰掛け過ご
した。

寄席・末広亭近くの路地裏2階にあったその店は、1967年の開店だから、GS
ブームが最盛とつながる。
カウンター席の内には脱シャンソン歌手で、ありがたいことに阪神タイガース
ファンを一にするマスターがいた。そこでは一人だとのんびり新聞や本を読む
ことができたし、余裕のときは猛虎を語らうこともあった。スナックとしては
変わった中華料理を提供する居酒屋でもあって、好みのクラゲ酢などが美味し
かった。
足げく通うきっかけになったのは、新宿三越裏のおでん居酒屋「でん八」を先
に贔屓にしており、その二番目の姉妹店ということもあってのことだ。
最初の店は、隣のビルの地下が「アシベ」でジャッキー吉川とブルー・コメッ
ツをはじめとするGSのミュージシャンたちがよく食事に来ていた。

こうした居酒屋そのものがカオス状態で新たな文化や時代を先取りするブーム
が起こりつつあった。
「そのに」には、当時としては珍しく「ジュークボックス」が設置されていた。
1960年代半ばころから見た目華やかさと裏腹にアングラ、あだ花なんて風潮が
蔓延していたように思う。
ボックスにコインを数枚投入して、マキさんの『夜が明けたら』を繰り返し聴
いたものです。歌詞はけだるさ漂う曲だが、歌声は澄んでしみわたりJAZZ風に
聴こえる。
マスターの中沢忠、二見暁さんの紹介で浅川マキと店で話したこともある。
明け方まで飲んでいた或る酒場が甦る。

2021年1月28日木曜日

高村薫『晴子情歌』上・下読了    3096

表紙
戦前から戦後に続く靖子の回顧と独白を、息子・彰之への手紙形式で記憶を重
層的にうねり合わせて覚醒させられる。
つい、大正10年同時代生まれの母親を思い浮かべてしまう。

上巻から続き、野辺地の親戚筋・福澤家へ住まいが移ったところから始まる。
トンネルを抜けるとそこは雪国であった、、の風景か、、。
一気に急展開する感じ。母親・晴子の最も近い肉親と感じるだろう息子への独
白(手紙)は、旧字体や旧仮名使いで書かれており、なんと饒舌で文学から政
治に学生運動、労働運動(向坂理論)、宗教と、同時代感性に見合うだけ盛り
たくさん。
果たしてこの内面吐露することで、解りあえたのかという孤独感が残る。
そして人間関係の淫靡で複雑な深層にとまどう。
物語の舞台となる鰺ヶ沢、木造、十三湖、小泊に至る七里長浜と陸奥湾の野辺
地の風景を知っているだけに美しくも寂寥感を覚えた。

上巻で、晴子の息子彰之は大学卒業後遠洋漁業船に乗っている経緯がわかる。
そして乗り合わせる労働者たちの皆に挫折感が漂う。

2021年1月26日火曜日

急がば回れ             3095

2021・1・25影:ncan

積雪情報に先立ち、タイヤチェーンの装着~脱着のトリセツ。

新春早々に菅平へスキーに出かけ、夕方帰路に就くにあたって吹雪きに遭遇。
夕闇迫るなか、数年ぶりにタイヤチェーンを取り出し装着にかかった。
ところが、前回はトリセツ通り何とかニューのタイヤチェーンを装着した成功
例が災いし、自ら立ち合うと気がせいて手順が逆だったり、チェーンの縦軸と
サイド軸の絡まりにきづかないで上手くはこべず焦慮状態になった。

後日同じ轍を踏まないために、まず机上でトリセツの図柄を参照しながら三回
もなぞってイメージ化した。そのうえで実地してみたところ、10分とかから
なかった。焦れば͡コトを仕損じると云ううことか、、。
これまでも、単純な鉄製鎖に始まり鋲製、スタットレスタイヤを装着するなど
車種ごとに経験してきているが、実際の作業はもっぱらナビゲーター役で手作
業が器用なyuがやってくれ助けられていた。

3・11船乗り上げた民宿解体始まる  3094

岩手大槌町赤浜で今日25日、東日本大震災の大津波により全長28メートルの
観光船「はまゆり」が屋上に乗り上げた、二階建ての旧「民宿あかぶ」の解体
作業が本格的に始まったようだ。

東京大学海洋研究所もこの赤浜にあり、至近距離に「ひょっこりひょうたん島」
(蓬莱島)が浮かぶ。
写真は3・11直後のもので船が浮遊しているかのようにも見える。一時、遺構
にする話も出たが、危険で不適切との声によって10メートルの高さがある屋上
から下され解体された。
3・11からもうすぐ10周年。
まだまだ整理されず、事あるごとに記憶を甦らせられる思いが強い。

2021年1月24日日曜日

快楽亭ブラック師匠の映画狂     3093

オーストラリア生まれの挑発的芸名をつけた初代快楽亭ブラックは、意表を突
く凄みのある芸人の名前で知っていたが、2代目快楽亭ブラック(立川談志の
命による)に親しみを感じたのは落語家と云うよりは、「映画秘宝」最終頁近
くで掲載される200回近い映画コラムでだった。

彼の特異な人生コースはさておき、日本映画を観る感受性が結構類似すること
に気付いた。
コラムは、昔の映画を「名画座」で発掘するコンセプトの守備範囲の広い映画
評論だ。

ちなみに、快楽亭ブラックが選ぶ「日本映画ベスト」(2020年)
6位から:「スマホを落としただけなのに 呪われた殺人鬼」 中田秀夫監督
5位、、、「なぜ君は総理大臣になれないのか」 大島新監督
4位、、、「罪の声」 土井裕監督
3位、、、「初恋」 三池崇史監督
2位、、、「ロマンスドール」 タナダユキ監督
1位、、、「弥生、三月 君を愛した30年」 遊川和彦監督

2021年1月23日土曜日

第1期終刊から~復活一年さりげなく  3092

3月号表紙
1995年創刊から25年目にして、或る事情で終刊して「未だ始まっちゃいねぇ
よ これからだ!」(町山)の意気込みで、2ケ月飛ばしただけで復刊した。

「映画秘宝」恒例の新春放談、町山智浩vs柳下毅一郎の2020年度の秘宝ベス
ト10の結果を巡る13000字対談‼が白眉。
町山:2020年は激動過ぎて、一年前の「映画秘宝」休刊騒動が遠い昔のよう
な気がする。
柳下:だってランキング結果見ても、一年前のベスト10って感じしない?
(昨年の対談では、「まさに青天の霹靂!この新春対談もこれが最後かも⁉」
とおっしゃっていた。)

田野邉の『犬鳴村』に続く近日公開の『樹海村』の監督・清水崇への取材文。
心霊映画とは一線を画する、コロナの見えない脅威との人間と自然が交わす超
常現象ホラー映画と鋭く要約している。

岩田和明編集長も、2020年一年全力疾走でよく走り抜けたよ!
毎日が緊急事態宣言で自粛期間はただの一日もなくアッという間でした、と。

2021年1月22日金曜日

大寒 さわみずこおりつめる     3091

影:pen
水沢腹堅 沢に氷が厚く張りつめる風景は、越えざるを得ない大寒のピーク時
到来です。

一年の最も寒い時期で最低気温もこの二十四節気の最後に記録すること多し。
わが家の庭先の水道栓も凍りつき、バケツの水は氷面鏡(ヒモカガミ)状態で
垣根の南天が映っています。でも厚く張った氷も陽ざしが差すようになると解
けるもの。 

長瀞・宝登山の蠟梅 記憶の断層101 3090

秩父長瀞の蠟梅(ロウバイ)が冬の花見で堪能できる時季。

秩父へは何十回と通っている。そのなかでも長瀞には四季を通じて行っている。
だが、この寒中にしか咲かないロウバイを観に「宝登山ロープウエイ」で登り
山頂の蠟梅園にたどり着いたのは一回きりだ。
七草がゆを食べて、急に思いたった雪の風船でした。(1995)

蠟梅は唐梅、南京梅の別名がある。
梅と同じ様に花が下向きに咲く。花弁は半透明な黄色で蝋を引いたようなつや
があり、ランに似た濃厚な芳香を放っていた。
この蝋細工に似た花がウメと同じ頃から咲くのに由来する名前という説がある。

(←ブログ:2020・10・4 「淡路人形浄瑠璃を観る 記憶の断層98」2981)
(←   :2020・11・8 「津軽半島/十三湖 記憶の断層99」3016)
(←   :2020・11・22  「海・ほ・た・る 記憶の断層100」3030) 

2021年1月20日水曜日

いいね!阪神タイガース 三人衆   3089

沖縄で自主トレ中のトリ、孝介、ヤマトの笑顔の映った写真を見た。
宜野湾、北谷か石垣のどこのグランドで先乗りトレーニングしているのか、、

合同自主トレ中の三選手だがこうして前阪神タイガースのプロフェッショナル
を見ていると、つい今シーズンもショートストップ鳥谷、セカンド大和そして
ライト福留で鉄壁の守備を見せてくれる一瞬のデジャブ・シーンが浮かぶ。
叶わぬ夢ならもう一度、ロッテで、DeNAで、中日で活躍して華やいで欲しい。

クルマ遍歴 ミレーニア       3088

わが「愛車」といっても、乗った年齢や時代ごとに異なってくる。
変わらないのは一貫して「マツダ」の車であること。
自家用車として、最初に手にしたのは「シャンティ」(1970年)だが、僕
はその当時まだ免許を取得しておらず、ナビゲーターとして補助シートに乗っ
ていたにすぎない。Gyoをスキーに連れて行ったり遠出するためにyuは免許
証を持っていた。

先日、新潟の瓢湖へ風船旅したことをBlogしたが、あの時が何代目かの新車・
ミレーニアの初乗りだったように思う。
今までのなかで最も乗用車らしいクルマだった。 

2021年1月18日月曜日

コロナ禍の年末年始書店売上動向から 3087

日販とトーハンの大手取次二社は、2020年末から年始三ヶ日6日間の書店販
売動向を発表した。
調査対象店は日販が1667軒、トーハンが1470軒のPOSデータを集計。

両取次とも前回同期でマイナスになっている。
新型コロナ禍に見舞われた昨春は本が売れ、ホームステイの人が地域の書店に
足を運んだことが注目された。それに比して都市の大型ナショナル書店は苦戦
の状況だった。今年もロードサイドはプラスで継続しているようだ。
人の流れが変化しているのに従い、大型書店は改革のための対応を迫られてい
るはずだ。

ジャンル別でみると、やはりコミックが突出している。『鬼滅の刃』(集英社)
『SPY×FAMILY 6』(同)などが牽引している。
書籍は昨年わずかながら前前年を上回って安堵したが、今回は日販が92%、
トーハンが90.8%と減となった。
定期雑誌もムックも、両取次とも二桁減とマイナス巾が大きい。 

2021年1月17日日曜日

颯の如くやって来て颯の如く去った! 3086

2021・1・17 影:Gyo
昼過ぎ突然、Gyoとハルがberi-saでやってきた。
過日置いたままにしていたバトミントンラケットをわが家から引き上げるため
に二人で来たのだが、俺をついでに運動不足の解消に公園に引っ張り出しバト
トレさせられた。

羽子板や軟式テニスに類似する軽い運動ぐらいに考えていたところ、すぐに汗
が吹き出すほど甘くなかった。
ハルは他のスポーツ鍛錬で精進している指導力を発揮して、丁寧にラケットの
握りや足の踏ん張り型まで教えてくれる。だが、羽をもって手から離す瞬間に
手首の力でサーブレシーブのはずが何度も空を切る始末に啞然茫然。
確かに、高校時代にも軟式テニスを好きになれなかった。それは生まれつきの
独眼流が影響しているのだと、自分に言いきかせている。ゴルフでも、おなじ
ような苦い経験がある。
だが野球と卓球は十歳前までの幼少に繰り返した練習(遊び)で遠近感が体に
染みついて誰とでも遜色なく対峙できた。
それにしても、ハルの十歳代の成長と深化は羨ましくも、微笑ましく思った。

2021年1月16日土曜日

薄切りにし、干して、巻いて、吊るして3085

柚子巻き大根(2021・1・16影:ncan)
祖母は汁物や漬物には柚子の表皮を削いで加えてさし出した。その指先から匂
い立ってくる香りを受け取っていた。

柚子は豊作で毎日の食卓に欠かさないが、未だ鈴なりに残っている。そろそろ
つぎの新芽に備えて実をとってしまう時期にきている。
そんなことで「柚子の料理」でも考えてみてる。
まず、手っ取り早く実利的な「柚子巻き大根」に挑戦だ。

*まずJAの朝堀大根を入手。極薄の輪切りにしてザルに広げて縁側で陰干し。
*次は、ゆず表皮を細切りにする。
*細切りゆず皮を、半日弱干した輪切り大根で巻く。
*真ん中にテグスイトを通して柚子の枝に吊るす。(半日ほど陰干し)
*仕上げは、柚子のしぼり汁、ザラメ糖、だしと塩少々で調合したつけ汁に、
 吊るし干したゆず皮巻きを保存瓶に詰め漬け込んだ、、。

2021年1月15日金曜日

級友・横川純一から自著が届く    3084

書影
突然演劇専修で同期の横川君から昨12月に上梓した「詩小説」が送られてきた。

彼は第一次安保闘争を一緒に闘った親友だったが、卒業後大阪に帰って精力的
に事業を展開しており、東京でのクラス会は欠席で会う機会を失している。
本書に添えられた文面で、学生時代より温めてきた「小説」を半寿を迎えた今、
どうしても完結しておきたかった気持ちがわかる。

若かりしころの生協食堂や喫茶店での彼との会話を思い起こす。当時の彼が目
指すところは、シナリオライターになるか小説を書きたいと語っていた、、。
若かった人生の春を、叙事的・抒情的に虚構化することは難しい。

2021年1月14日木曜日

『日本沈没』(小松左京著)を読む  3083

書影/上・下二冊
今年は、思うが儘 本棚で目についた本を引っ張り出して読むことにした。

カッパノベルスから、執筆に9年間費やしたという書下ろし長編。1973年刊。
東京駅八重洲口の構内で小野寺が、クーラーの後ろの壁に亀裂を見つける場面
から始まる。密な異変の進行を感じさせる不気味な滑り出しだ。そのうち小笠
原諸島の北で一夜にして小さな島が海中に沈没する。現場調査に地球物理学者
の田所博士と向かった潜水艦をのせた巡視船の操縦士・小野寺は深度7000m
の日本海溝の斜面から噴出している海底乱泥流を発見した。

その直後から日本各地で大地震や火山噴火が続発し、異常事態に「Ⅾ計画」が
発動され大規模な対策が取られる。だが事態は日本列島の地下のマントル対流
急変する兆候は深刻度を加える。日本列島は水平に35㌔移動し、2000mも沈
むシミュレーションの結果が出る。
島国日本民族の列島からの脱出は、かつて「ノアの箱舟」でも見たように未曾
有のスケールなので、唯のSF小説の域を超えて文明論になっている。

この小説の構想については京都大学で著者と同学年(言語学)だった山川さん
(大久保そりや)から聞いていたこともあって、今再読して予言的スケールの
デカさに感銘した。
 

2021年1月13日水曜日

ニューメディアとプロパガンダ    3082

ヒトラーもスターリンもそうだったように、ニューメディアや記者(報道官)
を時代に即応させてプロパガンダの道具として「同調圧力」に使ってきたのは
よく知られるところだ。

ヒトラーは誰でも手にすることのできるラジオを普及させ大衆操作した。いま
ではSNSを武器にして国民を扇動するトランプ手法は、過去の歴史に相通じ
る不気味な危うさを感じる。
そしてテレビや週刊誌は野心的センセーショナルな番組や誌面を届けてくれる
一方で、政治をダメにしている。

トランプのツイッターを一民間企業が永久停止したという。この事態から僕は
言論規制の気色悪さを感じている。IT時代に、大手情報技術企業の決定権を
委ねてしまうと、後々に自らの人権侵害になりかねないことが起こりうると思
うからである。
権力の側が逆張りで異論を封じる危険なケースも想像しておかねばななるまい。
トランプ米大統領の暴力的扇動を規制するのは別途法整備(民意)でいいだろ
う。いずれにしてもこれからは、デジタル空間でのヘイトスピーチや過激な発
言を抑制する縛り(法)はあって然るべきだろうと思うが、、。
こうした事態は、前世紀には誰もが予測できなっかったことだ。

いずれにしても、心の抗体というか、事実を通して真実を見抜く力を日常の中
でつけておかなければなるまいと思う。

2021年1月12日火曜日

瓢湖→月岡温泉→瓢湖~ 記憶の深層㊻ 3081

今日は、関東甲信越の山沿いは雪が積もるみこみとの情報が流れていたが気温
が下がらず、とりあえず霙混じりですんでいる。

←昨日のブログ続き~月岡温泉
瓢湖にシベリアから飛来する白鳥の多さにビックリ!
この後風船ドライブのなり行きだが、早朝に一斉に飛び立つ白鳥の光景を観る
ため急遽して宿(摩周ホテル)をさがす。この温泉宿、つるつるかけ流し温泉
で、雪のちらつく露天風呂も最高にいい気分にさせてくれた。
翌朝早めに出発して、ふたたび瓢湖に向かって積雪をゆっくり走る。
昨夕湖にかえってくる白鳥も夕日に映えて美しかったが、朝陽のなかを真っ白
な翼を広げ一列になって飛ぶ様子は素晴らしかった。

新津ICから関越にのり帰路へ、長岡、小出あたりでは眩しく輝く雪原が広がる。

(←ブログ:2021・1・12 「白鳥と雪見旅 記憶の深層㊺」3080)

白鳥と雪見旅 記憶の深層㊺     3080

クルマ(ミレーニア)で新潟・瓢湖へ、白鳥を観て月岡温泉で雪見酒。

早朝家を出て、関越自動車道を走り越後川口にさしかかったあたりで猛吹雪に
なり、サービスエリアでチェーンを装着した。
駐車場の広場はすでに1メートルの積雪で壁になっており除雪車の排出口から
は雪煙を噴き出していた。

目的地「瓢湖」には、正午過ぎに到着した。オオハクチョウやコハクチョウの
越冬飛来地として知られるている。
(釧路湿原と同じように2008年にはラムサール条約の登録湿原になる。)
ハクチョウの行動は日中周辺の田んぼで採餌するので少なくなり、カモなどの
方目立っていた。夕方には帰湖して夜には羽を休める。
雪景色の瓢湖から白鳥が飛び立つ幻想的瞬間、帰湖して体を休める様子、餌を
求めて水辺に近寄ってくる様子など、寒さを忘れて観ていた。(1999年同日)

2021年1月10日日曜日

ℳ・ベロッキオ『シチリアーノ』を観る 3079

マルコ・ベロッキオ監督は、アルド・モロ誘拐殺人事件や独裁者ムッソリーニ
を描くなど歴史上の重大事件を当事者の視点で映像化することによって、歴史
の霧の中の真実を浮かび上がらせている。

この映画もマフィア映画でありながら、イタリアでは反マフィア急先鋒の英雄
だった判事・ファルコーネとマフィアのパレルモ派頭目・ブシェッタ(p・フ
ァヴィーノ)のコルレオーネ派に挑む捨て身の人生を通して、いままでにない
マフィア映画になっている。 

映画はマフィア組織の代表が一堂に会しているパーティーのシーンから始まる。
裏切り、寝返り、謀略、暗殺の死闘を繰り広げて、1980年から90年代にかけ
て均衡が崩壊していく内幕を描く。
後半では一方のボス・ブシェッタが逮捕、拷問の末イタリアへ強制送還された
後ファルコーネ判事と対面する。
シチリア人としてのプライドを持って生きるシチリアーノであるトンマーゾ・
プシェッタが「血の掟」に背いたというより、判事と同じシチリアーノとして
の道義に一致を見た結果裁判に立ち会うことになったとのであろう。

2021年1月9日土曜日

吉里吉里善兵衛のこと/「おおつち」から3078

影:can
江戸時代、吉里吉里(現・大槌町)の商人で網元であった前川善兵衛に関わる
資料が、3・11大津波で流出したがれきの中から消防団の活動中に発見され
る。このうち、956点が町の有形文化財に指定された。

僕には善兵衛さんにこだわる想いがある。
未来社から、佐藤善一著『吉里吉里善兵衛』が1960年(11月2日刊・絶版)
に出版されている。佐藤善一さんにはもう一冊、大槌の民話から創作した『鞭
牛』があり併せて読んでいるが、いまは手元にも版元にもない。
一時、『吉里吉里善兵衛』を復刻して被災地支援の一環として、この本を子供
たちに届ける計画があったが、原本に当たるものが出てこずとん挫している。

震災直後大槌町に足を踏み入れ、仮設住宅を聞き取りで回った際に大槌稲荷神
社にも寄る。そこの禰宜氏から吉里吉里の通称善兵衛さんの概要を聴くことが
できた。
長く盛岡藩の御用商人をつとめ、社会に貢献する事業も多く手がけた歴史が残
されている。

2021年1月8日金曜日

恒例の「七福神詣で」も中止に   3077

新年幕のうちに毎年継続してきた「七福神詣」のイベントも、コロナに負けじ
と思い切って開催を目論んでいたが、二度目の緊急事態宣言発令に断念した。

東京の一日の感染者数が大晦日に1000人を超えて以来、いまは2000人を超え
天井知らずの猛威に超警戒が必要になってきている。要は各自が科学的に行動
を律することが問われているのでしょう。

それにしても、今回予定された七福神は「隅田川七福神」で、名所・浅草より
やや北東の川を越えた墨田区側の東向島エリアだっただけに残念です。
吾妻橋を渡って、隅田川縁いを北上するコース。来春の機会にとっておこう。

2021年1月7日木曜日

七草粥に吊るし柿         3076

きょう七日は七草がゆをたべ、正月気分をいっそうする慣例の日。

ハルが挑戦した百人一首のなかにも、この模様を吟じた歌が出てくる。
君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
早春の野に生える若草のうち食用になるもの(セリ、ナズナ、ゴギョウ、、)
これらを食べて邪気払いし健やかに過ごそう、という。

粥の具材に手作りの吊るし柿が初めて加えられたが、東日本大震災地、三陸沿
岸では色鮮やかなイクラをそえる。

2021年1月6日水曜日

 寒ごりと寒稽古         3075

わが家の闖入者は寒中3,4,5日の日の出を見ない早朝から電車で1時間半
要する道場へ寒稽古を欠かさずに出かけた。

この時期の風習に、冷水を浴び天に祈る寒(水)垢離や武道の寒稽古がある。
寒ごりと云う苦行は祖母が息子(父)の受験のためにやり、寒稽古はGyoの剣
道で知っているには知っているが、、。
心身を引き締め正月のゆるみをふきとばす趣旨なのだろうが、鍛錬でなぜここ
までやるのか、武道においては教育的見地があるようだ。
「寒修行」を教育的立場から近代武道に導入したのは加納治五郎で、1894年
に講道館の教育計画の中に<寒稽古>として取り入れたのがその最初であると
いう。右翼思想との境界をしっかり見極めることが重要であるのは自明のこと。

2021年1月5日火曜日

みやこ浄土ヶ浜遊覧船 記憶の深層㊹  3074

セピア色の浄土ヶ浜(影:1966・8pen)
宮古の浄土ヶ浜遊覧船は1962年開業となっているから、僕が最初に浄土ヶ浜に
おりたったのが1966年の夏でオープンして間もないときだったことになる。
それにしても半世紀以上昔のことだ。

その後2011年3月11日の大地震直後に冷静な判断で船を沖に逃した遊覧船(第
16陸中丸」109トン)の船長さんがいた。浄土ヶ浜から約6キロのおきあいで
42時間過ごして助かったという。
隣の山田町に停泊中、また宮古市内で点検中の船はいずれも被災している。

こうしたドラマがあり、宮古市の浄土ヶ浜で観光を支えてきた遊覧船がこの
1月11日にラストランを迎えるニュースを見た。有終の遊覧になる。
1966年当時は陸中海岸沿いを北上しても宮古からさらに久慈へは交通の便が
なかった。そんな辺境でやっと宮古にたどり着き浄土ヶ浜遊覧船に乗り海側
から断崖絶壁のリアス式海岸線を観ながら、その先に久慈市があることを知
った。

2021年1月4日月曜日

続・賀状片々’2021         3073

ことし頂いた賀状は、圧倒的に新型コロナ禍でのホーム・ステイ生活に触れ
た一筆書きで占められていたが、なかに「60年安保」を回顧した文面に出合
うことができた。
ブログ「大槌の風」で、僕も若干サポートした新刊書籍『甦る,抵抗の季節
(安保闘争60周年・記念講演会記録/言視舎刊)を紹介したことにもよる。

僕の友人の七回忌を近くにひかえる相方の女性からのもので、深くは知らな
かった安保体験が綴られていた。
「そう言えば60年安保から60年ですねぇ。自然成立の6月愛知県庁の前の
大通りで皆(名古屋大学学生たち)座り込み、深夜、成立時間の過ぎるのを
見送ったものでした、、。相変わらずの勢力的なお仕事、感服します。是非
手に取ってみようと思います。(続けて)2022年は北京五輪、高橋大輔が、
アイスダンスで五輪出場できるのを期待し、またその夏は主人(本名)の七
回忌に当たります。それまでは元気で頑張ろうと思います。」と。
彼は柳田君の紹介で、本の企画提案を1966年に早稲田馬場下の喫茶店で受け
た。それ以来、彼が監督した麿赤児暗黒舞踏のドキュメンタリ映画製作(挫
折したと思うが)で協力したこともあり、親密な関係にあった。だが彼女が
名古屋大学時代からの同志であったことは、この年賀一枚で初めて知った。

2021年1月3日日曜日

賀状片々’21            3072

この三年新春に届いた賀状について、一年会わずして近況がリアルに身近にな
る魅力的な一葉をアップしてきた。

1960年代から付き合いのある80歳越えの彼は、日常にさほどの変化はないと
断りながら車で出かけて、出雲・日御碕灯台や大隅・佐多岬などのサンセット
を観てきたと報告されると、日本列島の外れまで遠出しているのに感嘆する。
そして、彼は数年前には四国88ヵ所巡礼で腰を痛めた経験を知っている手前、
さては乗り物に切り替えたんだなと想像してみる。

また、福島原発事故を取材経験し、海外特派員でもあったもうひとりの彼は、
社会と世相を皮肉を込めた批評眼で切り込んだ一筆添えをよこす。
むかし車山高原でスキーを一緒して楽しんだころの若さを想いだす。

2021年1月2日土曜日

菅平スキー ハウスtoハウス     3071

菅平高原スキー(’21・1・2影:Gyo)

闖入者がスキーにつれてってくれる、カンゲキ!。 
いろいろあった! 顛末は明日。

昨年は正月三ヶ日の内、かつて頻繁に行ったことのある「車山高原スキー場」
でgyoとハルと三人で滑っている。既にこのとき、頂上から二人と一緒に滑降
できず、足腰の急激な衰えを痛感している。
その経験から、日常の運動にジョッキングを取り入れ少しは鍛錬したはずなの
に、今回は若者の進化に逆比例した格好で助けてもらうことが多かった。
次の機会には見放されそうだ。

2021年1月1日金曜日

21’あけましてあけましておめでとうございます3070

ベランダから(2021・1・1影:ncan)
今朝の真白き富士の嶺。ベランダ前の電線がちょっと気になるが、御免。
元旦にかけて、北日本から日本海側を中心に大荒れの天気や大雪になる見込み
で、関東甲信も荒れ模様との情報だったが朝のうちは晴れてベランダからスッ
キリ澄みわたった先に富士山が浮かんだ。

初詣は玄関先の「ハル石神社」ですます。
新聞三紙を読みながら、新春ニューイァー駅伝を観終わったころGyoファミリ
が新年あいさつに来る。
毎年変わらないお年玉、わが家伝来の丸餅雑煮、お節を囲んみ、わいわいガヤ
ガヤ御酒(澤乃井新酒+越乃寒梅)で時間を忘れて過ごす。