2018年5月31日木曜日

辺見庸の「月」を読む        2122

書店でKADOKAWAの㏚誌「本の旅人」を手にした。
頁をめくっていたら、辺見庸の小説「月(にくづき)」に出合う。
きょう読んだのは連載中の一部だが、大著を予感させるひさびさの執筆だ。

最近、彼のブログを見ていなかったので昨年秋から取り組んでいることにきづか
なかった様です。素材は、2016年夏に相模原市で起きた障害者施設園での殺
傷事件に想を得た「夢想」フィクションといえる。

いま辺見は、社会問題化している顔貌が見えない「嘘」になれてしまった世相よ
りも、自分の身体性を脅かすあの事件の主人公に、憑かれたように想像力を飛翔
させている感がする。難しいことだが未だつづくのだろう。

最近、高村薫さんも、かつての常識を超えた終末平成の犯罪の一般化を「身体性
の喪失」として表出しようとしている。

2018年5月30日水曜日

映画批評家・大和晶さんの死を悼む  2121

「きょうを守る」(菅野結花。作品)
2018年5月27日日曜日☓×時☓分、遂に息を引き取ったことを伝える電話
は泣いていました。
出版社を立ち上げたときの同志Sくんの連れ合い晶子さんが、逝ってしまった
と突然の知らせをもらう。映画批評家として活躍の大和晶さんです。

出版社の草創期、映画関係の出版では著者でありサポーターとして、会社への
出入りは勿論のこと、スキーを楽しむこともあった。
たしか、彼女は仙台出身だったが、3・11後の東日本大震災復興支援の上映
プロジェクトにかかわり、映画をとおして被災現場を共有する活動に積極的に
コミットメントしていたとおもう。

鋭い批評もチェックしている。
ニューヨークの9・11はあくまで世界を揺るがす政治事件だ。当然、各映画
作品には、それぞれの監督が背負う国籍や宗教、各自の政治的理念や倫理観、
主義主張が色濃く反映されざるを得ない。けれど、3・11は人事のおよばぬ
天災である。もしそこに政治性が絡むとすれば、福島原発災害だが、その一点
に的を絞ったとしたら、「3・11」を語ることにはならない、と。
すなわち、被災者の視点で被災地の真実を伝えるという過酷な行為に寄りそわ
ざるを得ない。

晶子さんは、毎年この時期、カンヌ国際映画祭へ取材で出かけ、総合批評した
レポートを届けてくれる。どうしたのだろうと、思っていた矢先の訃報でした。
映画の力を信じ、、合掌。




怒り心頭!鳥谷敬選手の連続試合出場断2120

きょうから、プロ野球交流戦が始まった。
阪神タイガースの交流戦通算勝敗数は、153勝155敗10分け。
と云うことは、昨年まで318試合戦ってきたことになる。

鳥谷敬選手は、交流戦初っ端の対ソフトバンク戦に出場機会を与えられなかった。
トリの連続試合出場は入団一年目から続けてきたが、1939試合で遂に断たれ
てしまった。
当然、これまでの交流戦318試合のすべてに出場してきたのにである。
そして、最も安打を放っている猛虎戦士は鳥谷選手で、12球団トップでもある
318安打、出場試合数も歴代トップの318試合。数字の同数は何を物語るか。
この記録尽くめにして、ここのところ打率低調を理由にスタメンを外したあげく、
連続試合出場をも断ってしまった監督の決断に異議あり。

守備だって、遊撃手部門では過去4度、昨年は実力で定位置を奪われたわけでも
ないのに、三塁守備に回りゴールデングラブ賞初受賞しているではないか。
今シーズンは、熟練の守備をさらに磨き上げミスタータイガースへの道を歩んで
いく選手のはずです。

大山などはまだまだ守備位置を固定する選手のいきには達しておらず、疑問を感
じるよ。
コーチ連中も、監督を忖度して物いうことができないのか、、。
平田も久慈も山田は、かつて猛虎の伝統の守備を支えてきた選手ではないか。

(←ブログ:2018・5・22 「鳥谷の行動に嘘がないだけに、、」2112)


2018年5月28日月曜日

大阪屋栗田の増資は楽天過半数越え  2119

3月末に情報は入っていたが、出版取次の大阪屋栗田は、この25日に第三者割
当増資を実施した。楽天を始めとした大手出版社に大日本印刷など6社が追加
出資し、楽天の出資比率が過半数を超えたと報道されている。

この数年の出版取次業界は激変つづきで、栗田出版販売と大阪屋が破産し合併
したりで、再生の厳しさを目のあたりにしてきた。
この度の流れは、本格的に楽天が物言う経営参画をめざす様相になっている。
楽天出身の服部達也副社長が代表取締役社長に就任し、出版社の代表的存在だ
った大竹敏夫社長は一歩退くという。

楽天が初めて旧大阪屋に資本参加したのは2014年。
今後について楽天は、全国の書店で導入を進めている共通のポイントサービス
(楽天ポイントカード)やスマホアプリ(リーディープラス)、さらに書店の
アプリと連動したデジタルの活用など、書店の書籍販売をサポートする新しい
システムの構築を着実に推進するとしている。
さて、巨象二大取次とどう拮抗することができるのか、見ものだ。

(←ブログ:2018・3・31 「大阪屋栗田は「楽天」になるか⁉」2961)

2018年5月27日日曜日

握り寿司              2118


ぼくが好物とする寿司についてはいろいろ書いてきて、特に田舎寿司ともいえる
「バラ寿司」のうんちくは多くしてきた。
そうではなくて、ここではGyoの家近くで行きつけの「握り寿司」についである。

そのお店は今夕、小学校運動会の子ども慰労などで数時間並び待ち状態につき、
予約持ち帰り寿司に変更した様です。
最初はコハダから。

2018年5月26日土曜日

40㍍~50㍍~80㍍~100㍍応援2117

用具係(2018・5・26 影:Gyo)
ハルの大運動会を2013年の春から応援し続けて今年は6年目になる。
おたふくカゼに見舞われて、2年生のとき一度だけ休んでいる。

歴史のある古い学校で、校歌で「昭和10年 秋深く 根ざしかためし 若松は
学びの窓に 緑こく 我等のゆくてを さし示す、、、」、と歌われているが、
その松が校門を入った左手に変わることなく、風薫る5月の新緑で在る。

13年のほやほやの新一年生のときは、まっすぐ走ろう40㍍走で2番目だった
記憶があるが、まだ小っちゃくてテープを切るゴール点前10㍍あたりで笑いな
がら親に手を振って失速してしまった。
そして、ことし六年生最後の100㍍走では、コーナーを回りきってから追い上
げて、先頭でテープを切った。

運動会のプログラムは、時代背景によって集団の踊りなど表現が違ってきている
が、学年別の徒競走やリレーはそのまま昔経験した熱気を想いださせてくれ、自
分が走っているような緊張感がある。


2018年5月25日金曜日

むかしの野球仲間と         2116

書影
二人の草野球仲間と会った。
長年やってきた出版社を細々と継続して頑張っているカミさんの社屋で、、。
も一人は、比較的気心の知れた親友でそろそろ大学教授を退任する年がちかづいて
いる。といっても、彼の本職は生涯編集者(エディターシップ)である。

彼とは近年、一年に一、二度しか会わなくなっている。それも、誰それの慰労会と
か、お別れ会の類が多く同席すれど、ゆっくり話す機会がなかった。
会うなり近々、両眼の緑内障手術をすると言う。
活字を読むことを生業にしているだけに、長年の目への負担が眼圧上昇で視神経に
障害をうけ一気に両目の視野にに支障をきたしたようだ。

2018年5月24日木曜日

ハルの癖              2115

(影:Tab)
ハルがどんどん大きくなって、少し暑くなる季節になると多摩川での水遊びと、
魚捕りに夢中になっていたのが、今朝は、カルキ抜きの有無をたずねて、「有る
よ」と応えたところ、自分の家にもって来てくれと云う。

万難を排して1時間半かけて持参してみると、玄関先に水槽鉢が置かれていた。
(彼自身は登校中で居ない。)じっと凝視すると、ダイビングスポットで見かけ
るアオリイカの産卵が藻に付着したような牛白色の楕円状のモノがぶら下がって
いるのに気づいた。
夜、電話で話して分かったのだが、変わり種の藻を生態実験中と説明してくれる。
これで、カルキ抜きを必要としていたらしい。
水すまし、オタマジャクシ、ドジョウ、タニシを取ってきては裏庭の小さな瓢箪
池に放ち、小石を拾い集めては庭の三和土に並べる癖がある。

報告してくれるエピソードも成長してきたように思う。

2018年5月23日水曜日

BOOKSルーエは不変です 書店逍遥④ 2114

BOOKSルーエは、吉祥寺駅前商店街サンロード沿いの路面店。
未来社時代、洋泉社時代と、そして今も、吉祥寺で友人、知人と会う機会が多く
ちょっと時間の余裕があると寄るのがルーエの1,2階です。

学生時代、この駅前商店街にはたしか光陽館書店があって、ほぼその向かい当た
りにあった「喫茶ルーエ」が本屋に変わったと云う出自をもつ。
いまでこそ、吉祥寺は屈指の書店激戦区であるが、数年前までエキナカに個性的
な「弘栄堂書店」(現・ブックファースト)があって、ルーエとの棲み分けが、
フェア台(棚)をめぐって競い合われる良き時期があったと記憶している。
その生き証人であるサカモト店長は、昨今のシビアな書店環境のなかでいかに他
店と差異化を図るか棚に本詰めしながら腐心しているように見える。

客層は、一般読者ばかりでなく、吉祥寺周辺に住む著者や出版関係者や写真家、
漫画家にクリエーティブな人種等吉祥寺っ子に愛されている本屋の雰囲気を感じ
る。

(←ブログ:2018・4・9 「書店逍遥①」2070)
(←ブログ:2018・5・7 「くまざわ書店相模大野店 書店逍遥②」2098)
(←ブログ:2018・5・15 「国立らしさを醸し出す知の世界 逍遥③」2106)

長嶺ヤス子 82歳のパワー凄い   2113

夜、長嶺ヤス子公演(新宿文化センター)へ。
でん八同期会のメンバーからの誘いで、活きのいい和式フラメンコに酔いしれた。

81歳になる長嶺ヤス子が、鍛えあげた肉体をさらして強烈なタップを踏むと、
大ホールの静寂のなかに響きわたるすごい迫力に圧倒される。
物語は、「夕やけ」や「からすの子」や「赤いくつ」などの昔うたったわらべ歌
を背景に、彼女の終戦直後が自伝風に表現される。
わらべ歌に含む毒気が意味深に聞こえ、しみわたるような怖さを感じました。
戦後体験があるから、その後を懸命に生きてきて今があると唄う。 
笛、鼓、尺八、ピアノ、ギター、キーボード、ベース、ドラムが黒子で演奏。

長嶺ヤス子の全身からほとばしる元気をもらいながら、二次会は深夜まで続いた。  

2018年5月22日火曜日

鳥谷の行動に嘘がないだけに、、   2112

不振の鳥谷敬
鳥谷敬内野手のプレーには嘘はないと見た。
今シーズンはなぜこんなにも不振が続くのか。

今年で三年目になる現監督は、就任直後に鳥谷選手に「全部だめ、成績も主将と
しても物足りない。お前が変わらなければ阪神も変わらない」と彼を叱咤。本塁
打の量産を求め、直接に打法の伝授までした。筋トレの勧めは知らないが、、。
変調の兆しはそのあたりから始まった。
また、鳥谷敬は自著『キャプテンシー』(角川新書)という本を出したばかりで、
意気が上がっていたやさき、逆にツキが落ちたように思えた。

これまでは連続試合全イニング出場、3年連続ベストナインの彼になんの異議を
唱える要素があったのか。現監督とは違って、闘志を内に秘めるプレータイプな
ので一朝一夕に変えられるはずもなくず、またプロならそれでも良いではないか
と思う。
スタメン落ちあり、若い北條に定位置の遊撃ポジションを奪われ、三塁に回され
たりで、戸惑いの連続ではなかったか。北條が奪ったとも思えず、トリの謙譲の
美徳で文句のひとつも出なかったんだよ。

そして、今年のシーズン入りでも、昨年必死でつかんだ正三塁手として3割1分
5厘の記録を残したのにもだよ、またしても若虎大山のために二塁にコンバート
された。その結果、打撃不振は続くは、控えに回され無理して後半に代打、守備
起用では、猛虎愛からして怒りを感じる。

鳥谷敬選手の三塁再起用、他の有望若虎を挑戦させればイイではないか。
未だ鳥を越える選手は出てきていない。

2018年5月21日月曜日

犬吠埼から水郷/記憶の深層17    2111

未だクルマもなく電車旅の始まりになった、房総半島突端の犬吠埼への初日望見
について一度記している。
記憶違いがあったので、メモに基づいって改めて行程を残しておきたいと云う思
いになった。

東京駅発ではなくて、両国始発でした。
両国発9時57分→佐倉~八街着11時1分ー成東ー八日市場着11時31分~銚子着11
時57分。

元旦は、犬吠埼から太平洋の海原を眺望する。
サイパン島のクリフに立って慰霊したとき、現地の人から指さす先は東京だよ、
と説明された。サイパン・クリフは房総半島犬吠からずっと後のことで、当時、
眺望した先にサイパンを想像してみることはなかった。

二日:銚子漁港~鹿島神宮
三日:鉾田泊り
   玉造~佐原~東京

運転免許証を持っていなかったときの旅を過去として回想しているのではなく、
現在でも流れている一筋の流儀としてドライブを描いている。

2018年5月19日土曜日

松田政男、松島利行さんのこと 映秘⑦ 2110

「映画秘宝」7月号からワンポイント。
巻頭のカブリモノ映画はとばして、最近の注目ラインナップから。

特集:リドリー・スコットで、5月25日に公開される『ゲティ家の身代金』の
監督へ、作品をめぐる時事性にも切り込む町山智浩のインタビュー。
御年81歳にしてなおパワフルなリドスコの最新作は、1970年代イタリアが
舞台の実録犯罪スリラー仕立ての、もうひとつの国家とも称される犯罪組織の恐
い映画。

ロシアの未公開TVムービー、『チェルノブイリ爆発』(14年露/監督;ヴィ
タリー・ヴォロビヨフ)の紹介。
1986・4・26にウクライナのチェルノブイリ原子力発電所の原発は炉心溶融事故
で爆発し、大量の放射性物質を大気中にばらまいた。
これは、ドキュメンタリー映画ではない。原発事故のうらで描かれる悲劇と青春
ラブストーリーは、過酷な逃避行へと展開する、、。期限限定オンライン上映中

田野邊尚人の「追悼・松島利行」のなかで、松田政男との関係を彷彿させる文が
ある。
松田さんが加齢で静養しているのは知っていたが、田野邊が「松田政男先生」と
崇める彼を、見舞いで同行するほど松島さんが親密であったとは知らなかった。
ぼくは、松島さんが毎日新聞学芸部時代に社のデスクに行き、書評などの依頼で
懇談させてもらったことがある。そうとう昔のことだが、、。




2018年5月18日金曜日

大槌町の文化交流の中心地に図書館開館2109

広報「おおつち」より

3・11震災で大槌町の中心に在った中央図書館は一部建物の外観は残ったが、
壊滅状態だった。

この御社地周辺の図書館、ふれあいセンターなどを嵩上げ大地に集約して、「大
槌町文化交流センターおしゃっち」として6月にはオープンするという。
4月には、小中一貫教育校、大槌学園・吉里吉里学園の入学式が行われ、その入
学風景をみたばかりだが、次にこうした復興図書館オープニングセレモニーの様
子を知ると、大槌町の新しい息吹を感じます。

2018年5月17日木曜日

のぼちゃん会は魚三で         2108

定席にしていた東京駅八重州での居酒屋から、門前仲町に場所替えした。

地下鉄東西線で門前仲町駅下車して深川不動尊口に出て、永代通り富岡八幡宮の
前を通り木場方面に向かってぶら歩きの探訪。
平久川に架かる汐見橋を渡ったところでUターンし三業地を抜けて、魚の美味し
い店・「魚三へ」急ぐ。

東京中でも、おそらく魚貝類がメインの居酒屋で、普通日の開店4時前から50人
以上が長蛇で並んで待って、やっと開店の席に着けるほどの人気店は他にないと
思う。
開店と同時に満席になるので、おいおい話し込んだりユックリとはしていられな
い。誰かが起つのを待つ人もいるし、、。

とにかく美味くて安いのである。
きょうは、中トロ、天然鯛の刺身、アマダイカブト焼き、生ウニ、ママカリ酢漬
けの大根巻、魚アラ煮と、ぼくの好みのモノばかりずらり並ぶ。
客に対して愛想を振りまくことはないが、常連さんも一見の客も全く平等にあつ
かってくれるのがイイ。


2018年5月16日水曜日

不在のコミュニケーション      2107


最近は、結構重要な事でも面対して話し合うことなく、あるいは直接電話で話す
でもなく、SMSやLINEを介して「見た目」不在ですますことがある。

手紙なら達筆かどうか、便箋、封書の選択があるが、この非対面のコミュニケー
ションではそれが無く相手の性格的な発露までは分からない。
唯一、アイコンを使う人ならそれを見て、自信家だなとか、論争癖ありだとか、
家庭愛が勝るとか、アニメ同化系かなとか、、想像してみることができる。

さて本旨だが、近々に催す「お別れ会」について連絡とりあわなければならない
二人の友人にSMSですませてしまい、後に拘りが生じた。
いずれ会わなけらばならない日時、場所、事前に検討すべき事など、電話でやり
取りすれば一発で片が付くものを、転送して確認し、最終的には電話になると云
う、その間の鬱陶しさが嫌になってしまう。

2018年5月15日火曜日

国立らしさを醸し出す知の世界 逍遥③ 2106

増田書店(2018・5・⒖影:Tab)
JR国立駅の南口に出ると、桜並木の美しい一橋大学へ向かう通りがある。
(余談だが、最近の立川~吉祥寺間の中央線駅改修(高架)で、どの駅もほとん
ど変わらない建築景観になってしまい、出口の左右が分からなくなってとまどう
ことがしばしばです。)

駅から200㍍ほどど行った歩道に面して「増田書店」がある。
出版業界に入った直後(1964年)から、一橋大学に寄ったあとこの本屋にも
必ず寄っていた。当時は、全国でも数少ない岩波書店の常備店と云ううことで、
惹きつけられるものがあったと思う。

売場は、地上と地下フロアーに分かれていて、とくに地下は人文・社会科学、美
術書や映画・音楽の無駄のない充実した棚ぞろえは魅力的です。

2018年5月14日月曜日

水木公園周辺約10㌔散策      2105

都心を離れてはじめて住んだ家に隣接して「水木公園」があった。
逆立ちしたカバのブロンズ像が公園の入り口で出迎えてくれる散策路となっている。

羽村市と福生市にまたがる市街地にありながら、自然のまま雑木林が残っている。
yuに連れ出されて、50年弱前にGyoとどんぐり拾いとセミ探しに夢中で遊
んだ懐かしい場所を教えられながら、休みやすみゆっくり周回した。
約10㌔~5時間。

2018年5月13日日曜日

視力の後退と老眼鏡         2104

幼少のころから左右の視力が極端に違っていたが、生来のことなのでそのままで
過ごし、中学生になって初めてメガネをかけた。
その後は、度数の変化にそくしてメガネをかけ替えてきました。

単純な度数だけでなく強い乱視が入っているので、そうとう厳密な検眼に頼ざる
をえず、東京に出てきてからは60年らい眼鏡店を一度も替えることなくカルテ
が蓄積されている。
40代になった頃から、細かい字が読みづらくなってきて「老眼鏡」をかけなく
てはならなくなった。

老眼はどんどん進むといわれながら、30余年で新調したのは8ケースで済んで
いる。もちろん、老眼専用のほかにクルマ運転で使う「遠近両用」や、スポーツ
用、通勤用に加えて読書用と目的によって使い分けている。
出かけるときに、目的を違えたメガネを持ち出そうものなら、その日は終日鬱陶
しい。
さらに、この一年で「読書用眼鏡」が劣化して、日差しの弱いところで新聞を読
もうものなら、字面を追って行きつ帰りつになって苛立つことが多くなりました。

2018年5月12日土曜日

奥多摩の三頭山 記憶の断層77    2103

都心から最も近いところのブナ林は奥多摩の三頭山(1531㍍)にある。

この山は、40年余前に初登山してからと、東面に「都民の森」がつくられ、こ
こに駐車して、容易く登れるようになってから山頂を目指した。
いまは山頂までの新緑の芽吹きが美しい。

三頭山は東京都と山梨県の県境上に、大岳山と御前山と共に奥多摩三山と呼ばれ
ています。三山のなかでは一番高い。
かつてこの頂上で、親友桑原君の息子と、Gyo・僕たちがバッタリ正面出合うと
云う、ウルトラエピソードが記憶としてある。

いまでは、自然観察路や遊歩道が整備されている「檜原都民の森」として親しまれて
いる山でもあります。

(←ブログ:2018・1・30 「網走市沖で流氷現る 記憶の断層73」2002)
(←   :2018・4・7   「黒部→魚津→滑川を走る 記憶の断層74」2068)
(←   :2018・4・23 「境港の海鮮レストラン 記憶の断層75」2084)
(←   :2018・5・6  「ハイジの村へ 記憶の断層76」2097)

2018年5月11日金曜日

山とパイプとユニホーム       2102

松島(影:pen】
今日、どうしてもずっと気がかりになっていた、故・高岡武志君の家を訪ねた。

ちょうど今日が彼の誕生日の翌日で、奥方は来訪者の僕を奇遇なことだという。
瀟洒な仏壇には、野球チーム・カンバイズが合宿したときの写真と穂高岳山荘が
左右に飾られ、愛用の煙草パイプとショートホープの箱が添えられていた。

10年余り前に突然病で倒れてからの歳月は、奥方にとってさぞかし長かったと
思います。5年後ぐらいから、ほとんど意識が混濁してコミュニケーション能力
が低下するなかで、さらに、自分のおかれている状況を認識し、ますます精神的
落胆が表情に現れるようになったと言う。

倒れる前に元気がなく塞ぎ気味になる前兆があり、急きょ病院で検診したところ
では、食道以外、眼圧から血糖値、エコーほか全部に厳しい結果が出た模様。
にもかかわらず、これまで病気をしたことがない妙な自信から、即入院手続きに
入らず、通常生活三日目に倒れるアクシデントに遭い、悔やむことになる。

生前、20代半ばから月に一二度は必ず会って情報交換と酒を飲み交わしていた
し、30代に入って草野球チーム・カンバイズを結成し野球に興じることも度々
だった。溌溂としてプレーした初代縦縞のユニホーム姿が偲ばれる。

(←ブログ:2018・4・4 「高岡武志君を悼む」2065)

2018年5月10日木曜日

「タイガース仕様」の『三省堂国語辞典』2101

書影
『三省堂国語辞典』が、新たに「阪神タイガース仕様」の新版を刊行した。
辞書の箱を、タイガースの縦縞ユニホームと球団の猛虎ロゴマークをつけるなど
デザインが映える。
辞書は、年度・改訂版から大小版まで幾種類も持っているので躊躇したが、つい
に買ってしまった。飾っておこぅっと、、。

特に、関西での売行きは好調のようだが、東京周辺のあちこちの書店をのぞくと
新学期の辞書特設コーナは勿論のこと、話題本の一角をも占めてい様に盛況。
昨今、辞典類は紙版も電子版もすごい落ち込み様らしい。
紙版は重い、引きにくいのに対して、携帯端末機器はハンディな利便性がある。

この特殊版辞典は、デザインがカッコいいばかりでなく、何項目かにわたり「阪
神」の項目を引くと類似例が載っている優れものです。
といって、「阪神タイガース辞典」ではない。
本来の「国語辞典」の記述を削減することなく、猛虎ファン向けウィンの遊びが
あるのに感激。この手法は、ビジネスとしても勝っている。

「ゲルニカの木」を観る        2100

監督;フェルナンド・アラバール 女優;マリアンジェラ・メラート
フランス&イタリアの1975年製作。

スペイン内戦(1936年)をダイレクトなテーマにした戦争映画と云うことにな
るのか、、。
1960年代に、ハンガリー革命やポーランド暴動の映画は関心をもって観たが
スペインの内乱については、『カタロニア讃歌』(ジョージ・オーウェル)など
の書物で読むことのほうが多かった。
と云ううことで、本編のようなシンプルなストーリーと実録映像が組み込まれた
映画を観賞すると、新しい歴史的な発見があるものだ。

ファーストシーンで、貴族の支配が弱まり解放された子供から老若男女が町(ラ
ミロ)に繰り出しカーニバルに熱狂する映像が映し出される。
そんななか、ファシスト側の貴族の親子関係の破たんをグロテスクに描写したり、
小人さんがしばし出てきたり、ラスト近くでは拷問の見せしめのロデオによる処
刑シーンにいたっては露悪趣味。
そして、反キリスト教的表現はこの監督の特性で辛辣。

(←ブログ:2018・1・9 「日本のいちばん長い日」を見る」1981)
(←ブログ:2018・2・26 「「用心棒」(黒澤明監督)を観る」2029)
(←ブログ:2018・4・8 「黒澤明「七人の侍」を観る」2069)
(←   :2018・4・13 「スリラー映画「ゆりかごを揺らす手」2074)



2018年5月8日火曜日

追悼 森雅夫 最初も最後も      2099

森雅夫さんの突然の訃報を聞いたときは、「えっ、三省堂書店の森さん?」と、
動顚して問いなおした。
一ヵ月前に彼と一緒だった、同じ立川の酒房での会話のなかでのことでした。

彼とは、書店人のなかで途切れることなく20代から続いた最も親しい間柄です。
最後の言葉、「連休に那須に行くから現地で、、」といってわかれたのが最後に
なってしまった。

最初に会ったのは、森さんと同世代の若手数人が未来社を訪ねてくれた時。次は
三省堂新宿店の店長時代。その後では、経営の中枢を担って新店開発や海外出張
八面六臂の働きをしているごく最近まで、その時々によく会っていた。
公私にわたるつきあいだったが、プライベートモードでは八ヶ岳麓のログハウス
を数回訪ねているし、釣り仲間の恒例伊豆大島行きに便乗してダイビングに興じ
させてもらったこともある。

くたばるまで仕事を作り、働きつづけるのではないかと思わせるひとだった。
だが、ここ数年は体不調が目立ち自身で、定期検診をしたり休養期間をとってい
る様で、少し心配していたところでした。
最後の仕事になってしまった「那須ブックセンター」の開店。
これから未だまだ、地域の協力者とコミュニケーションを取りながら読書文化を
育てたいと情熱的に語っていたことを思うと残念でなりません。
合掌。

(←ブログ:2018・5・4 「緑の那須高原ドライヴの予定を取りやめ」2095)

2018年5月7日月曜日

書店逍遥②             2098

くまざわ書店相模大野店(2018・4 影:Tab)
本屋に行くと、先ずフロントの話題本コーナーへ。

次に、新聞紙誌で紹介された掲示板&棚へ。
ここで、自分のチェックシートと照合して店頭在庫を見比べる。いまは、自分の
行きつけ書店を特定していないので、各店それぞれの充実具合に温度差を感じる。
関連書までうまく連動させる誘導本が置かれているとウムウムと納得。

書店によって、フロントか、奥まったスペースか比重の違いがでるのは、新書と
文庫コーナーといえる。とくに新書の現在は、先端時事から実用書までビジネス
マン向け即読本が席捲して、好位置を占めているように見える。
きょうなどは、『国体論』(白井総)や『不死身の特攻兵』(鴻上尚史)が目に
ついた。

さらに、店長の匂いをはっきり感じさせる一画を発見すると、次回も必ずその場
所を覘くのが習慣になっている。
例えば、全国展開する大型書店チェーン系の私鉄沿線に在る本屋ながら、「3-
11東日本大震災関連コーナ」が古びることなく息づいているのに出合う。新しく
刊行される被災体験・記録本から学術書まで隈なく補充されつつ、震災7年経つ
なかで縮小されることなく維持するのは、目利きの証明のようなものです。

(←ブログ:2018・4・9 「書店逍遥①」2070)



2018年5月6日日曜日

赤飯・兜・鯉のぼり・ショウブ風呂  2097

(2009・5・5影:Can)
記憶の断層として、、。
2007年 ハルは、「でんでん太鼓」の鈴が太鼓を打つ音色に強い反応をしめ
した。すこしずつ声や顔や気配がわかり始めた、「こどもの日」のことです。
このとき、バギーにのせて散歩がてら、近くの青梅線路沿いで電車を見せると、
帰ろうとしなかった。
(この年の5月末には、紀伊國屋書店博多ゆめタウンのオープニングセレモニー
に出席している。)

2008年 Gyo宅2階のベランダに鯉のぼりがなびく。兜もショウブが活けら
れ飾られる。
2009年 大槌の御祖母ちゃん(ハルの)がお祝いに上京。三世代家族で北杜
市の「ハイジの村」へ出かけ二日にわたり目いっぱい遊ぶ。

さて今年のこの日は、「いそがしくて、しばらくハムラへは行かないから、、」
と、yuへ電話があった。
11年の流れのなかで、ハルはここまで成長するかという想いと、ああ、いつの
間にやらぼくは、「いまどきの子どもは」と口を吐いてしまう悲哀を感じる。



2018年5月5日土曜日

一年前訪ねた六島を想い出す     2096

この連休、昨年は岡山県笠岡諸島の「六島」を60年ぶりに訪ねていた。
そのことを思い出していたところに、昨年同行した弟・徹から先日、島に釣りに
出かけて得た新情報の知らせが入ってきた。

彼が笠岡港から六島へ向かう連絡船のなかで、親父たちが50年余り前に六島で
教えた小学生に偶然に遭遇した仰天すべき話で、緊張しながら聞いた。
昨年小学校を訪ね、校長室で当時の先生とクラスの集合写真を見せてもらったが
親父を鮮明に記憶している島民に会うことができず、昔話には及ばなかった。

ところが、この度の同乗者は、いまは神戸に住み、盆、正月、5月連休は帰島す
るという女性。彼女に親父たちの姓を名のったところ、そく強烈に反応して「ピ
アノを教えてもらった先生」のことがずっと忘れられず、いまでも想いだすと、
懐かしく語ってくれたそうです。
その延長があって、翌朝60歳に近いかつての小学生は、宿泊先にピアノの譜面
持参でやって来て、昨夜眠られずあれやこれや夢想したことを、大っぴらに喋る
のを聞くだけだったという。
戦後復職してからの親父は、教師としてチョーク一本を盾に酒と囲碁、麻雀好き
の「無頼教師」と思っていたが、ちょっと違う一面を感じさせられた。

この一年で六島は、花と灯台とオーシャンビューに加えて、大麦育成から地ビー
ル開発に成功して、島おこしを前進させている。
近く行くから、、イセキオーナー待ってて㋧

(←ブログ:2017・5・12 「六島小学校へ」1739)

2018年5月4日金曜日

緑の那須高原ドライヴの予定を、取止め2095

新緑のなかを駆って、半年ぶりに「那須ブックセンター」をたずねることにして
いたが、急きょ事情あってとりやめました。

昨秋10月、早朝に圏央道青梅ICにのって、東北自動車道経由で那須ICから
一般道を走り、「那須ブックセンター」に着いた。
オープニングセレモニー準備中の森mさんが待っていてくれた。
前もって、クルマで行くと言っていたので、雨中の走行を心配して無事の到着を
安堵したようだった。

この観光地で別荘地でもある地域に、あえて書店をつくるという冒険に一歩踏み
出し、コーディネートしたのは森さんです。
オープンを2か月後にひかえ、あれやこれやを検討しつつ店舗の図面を引き、取
次、版元交渉に没頭している頃、珈琲店呼び出され熱い意気込みを聞いた。
書店が消滅している厳しい時期に、地域の自治体や学校とも連携して本屋の魅力
的空間とコミュニケーションづくりで「本屋」を育てる夢を語ってくれる。

そして半年が経過した先々月、一献交えながら様子を聞くことができた。
採算ぎりぎりラインの推移だが、購読者層が見えてきたので棚、面陳構成が活き
てきていると、、。
さらに地域交流の夢想があって、ぼくも二、三提案してある。
那須は木地屋発祥の地でもあって、京都奥丹後の友人の木工轆轤の実作と漆器展
示会とか(子どもを交え)、栃木県「いしばし町グリム館」監修のおんな友だち
の、「魔女語り」など面白いのではないかと、、。
と云うことで、森さんの尽きない仕事欲の貢献は絶大です。

(←ブログ:2017・10・13 「那須ブックセンターへ」1892)

2018年5月3日木曜日

U2ウエウエで勝つのはグーだが、、 2094

阪神タイガースは、先発メッセと上本、植田の1、2番が機能して3連勝した。

1回表にDeNAに先制されながら、中盤5回裏の猛虎は上本、植田の小技が使
える二人が出塁しクリーンアップにつなぐ理想的攻撃で逆転。
さらに、7回は2、3塁が埋まったところで先発から外れた代打鳥谷登場で、申
告敬遠で満塁策をとったラミレス監督。そして、ここ連続試合で長短打量産の絶
好調上本が低めに構える独特のホームでレフト前クリーンヒット。二者生還。
この終盤での2点は大きかった。

打撃成績がなかなか上向かず先発出場が激減しているトリだが、これだけウェポ
ン(weapon)が好守で目立ってくると、夢の連続試合出場も危なくなってくる。
さらに植田海は、ショート鳥谷の後継者として獲った選手だが、フットワークと
走力抜群のセンスが活きてきているので、遊撃手奪取も期待十分のところまでき
ている。
ウエウエコンビが機能すればするほど、トリの居場所がなくなることになる。
彼は、未だまだこのU2には攻守で勝負できると期待している、、。
鳥谷敬選手、きょうで通算1999試合出場。

(←ブログ:2018・1・6 「星野仙一さんの死を悼む」1977)
(←ブログ:2018・2・6 「気持ちが切れたときが身を引くとき」2008)
(←   :2018・3・10「「文藝春秋」で江夏豊と掛布雅之が対談」2040)
(←   :2018・3・25 「OP戦16試合で借金11が猛虎です」2055)
(←   :2018・3・30 「今シーズンもまた阪神タイガース応援歌」2061)
(←   :2018・4・12 「甲子園開幕初戦は球場から」2072)
(←   :2018・4・15 「背番号1かく奮闘せり」2076)


2018年5月2日水曜日

芍薬咲く              2093

(2018・5・2:Tab)
玄関のシャクヤクが3輪、きれいに開いた。

「シャクヤク」という和名は、漢名の「芍薬」に由来する。
シャクヤクは、ボタン属の草木類の総称で、亜種や変種を含めて三十数種類が知
られ、日本、中国、シベリヤ、ヨーロッパと米国の一部に分布している。
品種の見分けは、一重咲き、八重咲のほか、金しべ咲き、翁咲き、冠咲き、手毬
咲きなどがあって、わがシャクヤクは「雲外」であることが判った。
けっこうな大輪だが、背丈は低い。酔紅色の単弁品種。そして、今5月に咲いた。

ちなみに、田舎正宗の祖母が丹精込めて育てていたシャクヤクは「ベニバナヤマ
シャクヤク」であることも解りました。縄文大賀ハスのような、桃色の花をつけ
小葉は楕円形で、裏に粗い細毛が生えているのに触ってみた感触を想いだした。
咲いたのは、梅雨時の雨が一重手毬咲きの中でキラキラ輝く6月中旬頃だったか。

乾燥させた根は、煎じて漢方薬になる。一年前から、坐骨神経痛で薦められて服
用してきた「芍薬甘草湯」は効き目があるように念う。

2018年5月1日火曜日

半年ぶりの「玉河会」へ       2092

いままでの流れでは、夜の会、夕方からの会と、少しづつ昼間の会へ移行してい
たが、いよいよ真昼間の13時オープンの「玉河会」になった。

旧正月頃に会おうと云いながら、今日まで延び延びになったカズさん。
地域活動で多忙と、体調不調とか重なって延ばしてきたシライさん。
出版社仲間に元紀伊國屋書店のオカモトさんが加わって、昔の女性陣の近況話に
花が咲く。

次に出たのが、出版業界の話。大阪屋栗田は、いよいよ楽天の影響力が加速し取
次・楽天になるのでは、とか、旭屋書店がカルチャ―・コンビニエンス・クラブ
(CCC)の資本流入とか、出版社、取次、書店が大変貌していると。

88歳になったと云うオカモトさん、ぼくたちと一回りも違うのに言葉は明晰で
身綺麗に決まっている。