2018年5月10日木曜日

「ゲルニカの木」を観る        2100

監督;フェルナンド・アラバール 女優;マリアンジェラ・メラート
フランス&イタリアの1975年製作。

スペイン内戦(1936年)をダイレクトなテーマにした戦争映画と云うことにな
るのか、、。
1960年代に、ハンガリー革命やポーランド暴動の映画は関心をもって観たが
スペインの内乱については、『カタロニア讃歌』(ジョージ・オーウェル)など
の書物で読むことのほうが多かった。
と云ううことで、本編のようなシンプルなストーリーと実録映像が組み込まれた
映画を観賞すると、新しい歴史的な発見があるものだ。

ファーストシーンで、貴族の支配が弱まり解放された子供から老若男女が町(ラ
ミロ)に繰り出しカーニバルに熱狂する映像が映し出される。
そんななか、ファシスト側の貴族の親子関係の破たんをグロテスクに描写したり、
小人さんがしばし出てきたり、ラスト近くでは拷問の見せしめのロデオによる処
刑シーンにいたっては露悪趣味。
そして、反キリスト教的表現はこの監督の特性で辛辣。

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