長い付き合いだった古川清さんの訃報が友人の渡辺さんから葉書で知らされた。
古川さんは、出版取次の「東販」を経て社会科学系学術出版社「青木書店」で
活躍した経験豊富な人でした。
と云っても、僕は彼の原初東販時代の事は知らず親密になったのは「やすい会」
のメンバーに加わった1991年2月の新年会の頃をきっかけとしてだったと思う。
場をもたせるに長けた独特の雰囲気をもちあわせる人と云う印象を抱いていた。
1983年に発足したやすい会ですが、彼が初出席した第30回当時の出版業界は、
未だ元気印で人文系出版分野も活況を呈しており、言葉にも実践の現場に於い
ても迫力があった。そうした渦の中心で目立つ存在でした。
だが、ここ十余年は療養生活の話も聞いていたのですが、怖い話は聞いていな
かったので会う機会が薄れていました。
一昨年の「高尾梅観会」で同席の白井さん石黒さんと古川清電話のやり取りを
介した楽観的な声調が最後になりました。
合掌。