![]() |
| (2017・11・1影:tab)
学生のとき、早稲田戸塚通りにあった「文献堂」という社会科学専門の古書店に
ほとんど毎日寄っていた。
時の流れとともに読書傾向も変遷して今に至っているが、その当時の文献堂には
哲学、思想の先端著作がいち早く入荷する一方で、貴重な古書にも出合うことが
できた。
間口二間だったが、中央の両面棚を挟んで右壁面に社会科学系の古書と新刊が混
在しながら見事に息づいていた。
埴谷雄高、梅本克己、梯明秀、吉本隆明、丸山眞男、武谷三男、宇野弘蔵、小林
秀雄、谷川雁・田中英光、武田泰淳、高橋和巳、竹内好、中井正一、花田清輝、
橋川文三・野間宏、安倍公房、大江健三郎、対馬忠行、柳田國男、木下順二、、
様々な要素の絡みと共鳴するところで、これらの人の著作は文献堂で買って読ん
だ。紛れもなく、僕には文献堂時代があったのである。
マル・エン選集、トロツキー、サルトル、ジョイス、カミユ、ポー、スターリン
ロートレアモン、カー、ドイチャー、ルカーチ、レーニン、ローザ、チェーホフ
スタニスラフスキー、ブレヒト、エリュアール、ヘーゲル、ルフェ―ヴェル、、
最近も書店に行く機会が週一はあって、目を引く棚と平台に出合うことが少なく
ない。
きょうも、大型チエーン書店の店内外れながら魅入られるように立ち止まらされ
た棚三本と平台があった。
以前だと、本は著者で読むことが多かったが、最近はテーマで一冊をセレクトす
ることがままにしてある。そんな気分を表現してくれたかのような見せ方で、、
ロシア革命100年は何だったのか本と、雑誌の特集。そして、その下段には、
「中国文化大革命」あの時代は何だったのか?の問いかけ本や、「中国ナショナ
リズム」を扱った新書が並ぶ。さらにその下には、北朝鮮のミサイル問題や拉致
問題への肉薄本。〆は日米同盟の新機軸を巡って、ポピュリズム、リベラリズム
について容易に読める新書本。
これだけ時代状況をすくい取ったハンディ本を揃えられると、どれからでも一冊
一冊読んでみたくなる。 |
2017年11月1日水曜日
書店の魅力的「棚」 1911
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 件のコメント:
コメントを投稿