2017年10月29日日曜日

本との出合いの良しあし       1908

書影(2015年/新潮社刊)
先日、偶然立ち寄ることになった毎年恒例の神田青空古本市で、高村薫の『空海』
を入手したことを記したが、、。

この本は新刊の予告が出たときに、購入予定メモに残していたが小説ではないこ
ともあって忘却されかかっていた。
ところが、歴史・宗教書を専門とする古書店らしき棚に汚れがなくスピンがその
まま入り新刊然の書籍として在った。書店散策好きの僕には、僕なりに本に対す
る妙な直感があって、本を手に取って表紙に触り、目次を見てページをパラパラ
とめくり奥付を確認しただけで、永く自分の手元におかれ対話できる著作か、積
ん読本になるかどうか大体にして予想できる。

そうした思いを抱いて買ったこの度の本は、わが家であらためて読み始めてみる
と、無宗教者であるはずの高村さんが巨人・空海の足跡を辿り時空を超えて対峙
する真剣なまなざしが伝わってくる。また、いままで知らなかった高村ワールド
がひろがりに驚愕する。
未だ開いたばかりだが、僕のデスクサイド書架のルネサンススペースに記憶本と
して集積するだろう。

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