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| 書影 |
8月に刊行(新潮社)したばかりなのに、どこの書店の店頭でも見かける。
電子メールを使った一組の男女の往復書簡形式で話が進められる。
50代の男が、フェイスブックで学生時代の行方知れずの恋人を「検索」して、
思わずメールを「送信」したと云う設定だ。
今風にインターネットの特性を生かした、お互いどこに住んでいるのかわからな
いのに、お互いの気持ちを伝えあうことができる不思議、、。
「結城未帆子様 突然のメッセージで驚かれたことと思います」の書き出しで始
まった、大学の劇団活動での甘く切ない恋の思い出から、次第に雲行きが怪しく
なり、壺が割れる結末へと引っ張っていく。
著者が無名の新人でプロフィールが分らないこともあって、「この小説、凄すぎ
てコピーがかけません。代わりに書いてください!」と、インターネット上で全
文無料公開する奇策が功を奏して、著名人から無名までツイッターで情報が拡散
された。
町田の書店で購入して、南武線と青梅線の車中で読み切った。

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