2018年9月15日土曜日

論創社版『大菩薩峠〔都新聞版〕』  2229

』

先日、おいしい純米酒で杯を交わした君から、『大菩薩峠・都新聞版』が送られ
てきた。

そこに机竜之介がすっくと起立しているような雰囲気のある装丁で、スピン入り、
背を銀糸でかためた上製本は感触よく、一巻いっかん読みすすめ読破したい気持
ちにさせられる。

時代の経過が随分たっているが、驚いたことに、新聞連載と生きた挿絵のせいか
読みだすと日めくり感覚で止まらなくなる。一コマ一コマの物語の展開が流れる
ように起承し、そのなかに自然と溶け込んでいける。
(先に読み進めた筑摩書房版で味わった、話の筋が分かればいいというような、
雑なカットによる弊害がなく、面白く読めるのが不思議です。)

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