2018年4月1日日曜日

ハネトの音が聴こえる 記憶の深層17 2062

エープリルフールに、ねぶた祭りで響く跳人の音が聴こえてくる。
東北新幹線開通で、東京から青森まで4時間かからないで行かれる今と違って、
その昔、夜行列車で旅したときの記憶です。

青森県の「ねぶた」の由来は、眠たいことをこの地の方言で「ねぷて」と言い、
実りの秋を前に酷暑の眠気を川に流す夏祭りともいわれている。
20代に一度だけだが実物を見て、強烈な囃子に誘われて実際にうねりに入って
[跳人]した。
津軽も、下北半島もはじめての旅だったが、味わったことのない独特の儀礼に接
した気分として残っている。
北国の短い夏を惜しむ怒涛のごとき喧噪は、夜空の果てまでとどろきわたる気が
したものです。
そして祭りが撥ねて夜が更けても、なかなか穏やかになれず寂寥感が残った。

その数年後に、縄文集落三内丸山遺跡をクルマで訪ねたり、最近では十三湊から
竜飛岬や下北半島巡りもしているが、古い記憶の方が鮮明に想いだされるのか、
跳人と二拍子のリズムにあわせる鈴の音が、うつうつとため込んだ巨大なエネル
ギーの放出として鮮明に焼きついている。

(←ブログ:2018・2・24「大槌町浪板海岸の昔といま 記憶の深層16」2026)

0 件のコメント:

コメントを投稿