2019年12月11日水曜日

ブリューゲルの「子供の遊戯」から② 2682

ピーテル・ブリューゲル「子供の遊戯」板  油彩
「子供の遊戯」という一点の絵から16世紀のフランドルの数々の遊びの実態
が明かされる。
本書は、その図像学によるいわば「遊び」の百科全書と言っても良い内容。

著者は図像学的研究から、さらに作品の解釈について独自なユニークな見方を
している。
子どもの遊びとなっているが、絵柄はどこか大人の姿に見えなくもない。
近年の解釈では、それは罪深い大人の愚劣な社会をひっくり返したものを表現
していると云う解釈が多く占めているようだ。(ストリッドベックやハインド
マン)。
こうした見方に対して、ここに描かれているのは「遊び」を通して見た「子供
の理想郷」の表現であるとする解釈に説得力がある。

他に、著書『シャボン玉の図像学』(未來社刊)あり。

(←ブログ:2019・12・10『ブリューゲルの「子供の遊戯」』を読む)

0 件のコメント:

コメントを投稿