北九州市小倉に「金榮堂」と云う1960、70年代に一世を風靡した書店があった。
その書店の主人は、柴田良平と言い、出版版元に名が知れていた。
僕が出版界に入った当初の未来社社長・西谷能雄と柴田さんは、或るきっかけで
懇意になり、書簡のやり取りなどを知っている。
僕が最初に小倉の店で会ったのは、1967年に社の根幹に係わる「委託制」から
「注文制」に舵をとるときだったと記憶している。
この書店の名物は、店主直筆の書評が店頭の壁、ウインドーに所狭しと掲示され
ていたことです。目利きの書店ということになるのでしょうか、その目利きのイチオ
シの本との出会いを楽しみにする読書ファンは惹き付けられる!
店主は亡くなり、残念ながら書店もない。
本題は、先日に会ったカマさんからの要請のことです。良平氏の関連資料(金榮堂
主催の講師・吉本隆明の講演会案内、金榮堂65年を祝う会、良平氏のカマさん宛
礼状)から、吉本氏と良平氏の往復書簡を推理するものです。
それが今可能なのは、友人であるリョウイチくんなのですが、しばらく音信が途絶え
ている。ところが、友人の友人はそのまた友人の関係から連絡が取れることになっ
た。早速、準備した。
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