2014年3月23日日曜日
究極の山芋とろろ飯! 588
先の、季節の変わり目の山菜にまつわる記憶を巡る追記。
正月の羽根つき歌として耳に残っているもので
「イチジク にんじん 山椒に しいたけ
ごぼうに むかご 七草 山芋
こんにゃく とうふ
十でとんとかわりましょう」
の口承があります。
子どもの頃のわが家では、年に数回、麦飯交じりの「とろろ汁」がちゃぶ台に並
んだ。
このメニューの時は、ご飯とたくあんだけで他に何もおかずがなくてもいい。素焼
きの茶碗に半分ぐらいご飯をよそい、その上にたっぷりととろろ汁をかける。箸で
軽くかき混ぜてとろみを出し、啜りこむように食べる。美味しくて限りなくおかわり
したくなる。僕の究極の食事です。
父が山から掘ってきた山芋(ヤマノイモ、自然薯とも)の土を亀の甲たわしで洗
い落として、山椒のすりこぎで、鰹と乾燥しいたけのだし汁をたらーりたらりと加
えて擂りこむ。僕はすり鉢を固定するよううに必死に手でもっているだけ。
さて、この美味しさをわが家の皆に伝承したいとおもい、ドライヴがてら秩父の山
に自然薯を友人を頼って掘りに行ったことがあるが、土質が違うのかどうもピタリ
とこない。
息子たちは特別美味しいとおもわないし、ハルにいたっては泥臭いと言っておか
わりしてくれなかった。
ところが、倉敷の弟が自生の自然薯を送ってきた。丁寧に畚で包装された包み
のなかから八手の形状をした山芋が出てきた。
彼等の来訪のとき、腕が重くなるまでしっかり擂って食卓に出そう。
Gyoたちやハルへ、綿々とつながるご馳走となって欲しいのだが。
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