2014年3月4日火曜日

「大井淑子書展」でかな草書の強さを知る!  569



今日、友人・大井Kさんのご母堂の回顧書展を銀座鳩居堂で見る。

これまで、絵画展は多数鑑賞してきたが、書の展覧会にはほとんど出かけたこと
がない。
僕も中学校まで、大字を楷書で筆する習字は上手いほうだったが、小字、中字を
草書体で書く段階で諦めてしまいました。

Kさんから案内をもらった添え書きでは、ご母堂は四十歳半ばから書道教室に通
い始め、毎日書道展の入選から、かな部門の最上位に選ばれているまでになら
れたようです。以来、五十年、米寿の回顧展でした。
展示されている作品を観ると、帖仕立て、屏風、巻物に、源氏物語絵巻に見るよ
うな小字で色彩豊かな紙に強弱しなやかな筆使いで跡されている。

言葉のなかに「人間にも旬があります。米寿を迎えた現在、もう厳しく冴えた細線
は書けなくなりました」と。
消え入るような細字にこそ、強靭な気概が込められた強字なのだと、書道の所以
を感じることができました。

作品書目が収録された豪華な本を署名入りで頂き、感謝します。
中身の濃い本です。そのなかに封じ込まれた美意識に感動しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿