| 冊子書影(2014・3・15影) |
未來社時代の同僚だった秋山順子さんの遺稿集を、影書房松本昌次さんから恵贈
いただいた。秋山さんとは、同期入社で18年間の長きに渡り一緒の職場でした。
付されている略歴で初めて知ったが、東京都立川生まれの、三歳年上のお姉さんだ
ったことなどです。当時、比較的親しくさせてもらっていたにもかかわらす、ぼく自身、
出自にあまり関心がなかったことがわかる。
(←ブログ2013・5・25記「秋山順子さんを悼む」)
彼女は1970年半ばに腎臓病になり、以来づっと人工透析をする生活でした。
1980年半ば頃から、お互い職場が違ったり、96年からは郷里秋田県大曲で療養
生活になり、その様子を年賀で知る具合でした。ところが、昨年初頭に自身の翻訳
書を恵贈くださったり、僕の「私記」に一筆添え書きをもらったりしている矢先の訃報
でした。(←ブログ2023・4・5記「J秋山さんから翻訳書が届く」)
手にした「遺稿集」の巻頭、松本さんの解題から頁を捲るごとに、秋山さんの十代の
中学、高校時代の詩、俳句、短歌の豊な創作力に驚き、大曲での療養のかたわら
翻訳に取り組み、二冊の訳書を影書房から出版されていることを最近知ってこれま
た驚きました。
この遺稿集は、秋山さんが所属していた「戦後文学を読む会」を主宰する鈴木伸男
さんが発行した冊子ですが、一人の女性の生涯を一気読みさせられ感動しました。
今としては早い死だが、長きの闘病生活を思うと、秋山さんは人生を全うしたと思う。
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