2020年9月3日木曜日

『誰もがそれを知っている』を見る  2950

現代イランの実力派監督アスガー・ファルファデイ。
キャストはスペインの大スター夫婦、ハビエル・バルデム&ペネロぺ・クルス

夫婦共演の映画となると、どうしても過去の作品で演じた記憶が残像として残
るので、最新作でも実生活を踏まえたうえで観る者に共有されることになる。
スクリーンでの確かな演技力をたかめてきている二人と強力タッグを組むこと
で、息詰まるサスペンスになっている。

妹の結婚式に出席するため、娘のイレーネたちとスペインの郷里の村に帰って
きたラウラ(ペネロペ・クルス)。彼女は家族や幼な馴染でかつての恋人パコ
(ハビエル・バルデム)などが登場し旧交を温める陽気なシーンがつづく。
ところが、教会の結婚式後のにぎやかな祝賀パーティーのさなか娘のイレーネ
が失踪し誘拐事件になる。
やがて犯人から身代金要求のメッセージが届き、金の工面を巡って、ファミリ
と隣人の意外な秘密が明らかになり、それぞれの関係に亀裂が広がる心理劇に
引き込まれる。
ペネロペ・クルスが若い時のブリジット・バルドー往時を彷彿させられた。

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