2016年7月4日月曜日

有本芳水先生のこと         1426

書影(実業之日本社・刊 影:Sca)
早朝都心に出るとき利用する電車で立川駅までに数校の高校があり、新学期に
入る頃には、初々しい表情に明るく爽やかな姿の通学生に出合う。

ぼくが高校に入学したのは60年余前のことだが、どうだったのだろかと想う。
年老いた有本芳水先生が教室に入ってきて、「現代国語」の授業を始めた初日
を今でもはっきり覚えています。
年のせいか、口をパクパクしながら講義するものだから、すぐに「金魚」のあだ名
で呼ばれるようになった。

後日、岡大新卒の「古文」の先生が、有本先生の『芳水詩集』が出版された当時
の盛り上がりようと、300刷近い増刷を重ねた本のこと、人隣りを語ってくれた。
それから、授業を受ける教室の雰囲気ががっらと一変したように思えた。
大変な先生に出合えたことを、後々まで意識するようになる。

川端竜子、竹久夢二に挿画を描いてもらい、島崎藤村に称賛されていることも、
1960年に復刊された「復刊の言葉」で知った。



0 件のコメント:

コメントを投稿