彼と会うときは、常連になっている御徒町の「寿司幸」が常店。
板長さんも健在で、名物のネギトロ山盛りもカウンター越しにどーんと出てきた。
ここに来る前に、十数年ぶりに明正堂上野駅アトレ店に寄ったことを話すと、彼
は通勤で京成を利用しているので、時に立ち寄る書店が明正堂と云うことで話
題になる。
明正堂は上野の老舗書店で三店舗あったはずが、いまではアトレ店だけにな
っているようで、書店の浮沈を感じさせられた。
彼は、これまで続けてきた二紙の執筆を昨年末でやめ、図書館で読書三昧で、
長編詩を書いていることを語る。
ほかに平野啓一郎の小説の変容を語り、僕は平野の「100年前の鴎外とその
時代コレクション展」や「春画展」などについての美術批評を話す。
小説から映画に、芝居に、4時間半におよんで杯を重ねるほどにお互い熱をお
びる。
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