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| テアトロロジャージャン(2016・7・15影:Tab) |
彼らと出会って55年余になる。
今回のダシモノは、浜田晃リスボン三部作に続く「お棺発子宮行き鈍行列車」。
作・演出は桃井章。
芝居小屋があるビルに近づくと、階上の舞台にもなる出窓から国旗と見まがう
色鮮やかな幕が垂れていた。
テアトロはBarの変形したもので、30人余の客席と一体化して演じる究極の小
劇場というところ。
開演は、室外のベランダから役者が喧噪と乱入することから始まるが、舞台と
なるBar(店)の建て付けの一部を棺桶と見立て、狭い空間を見事に演出して
いる。さらにその棺桶から、「胎内」=「子宮」とイメージを拡張させる桃井演出
にひきつけられる。
劇中で、アントニオタブッキの小説『レクイエム』(白水社刊)の一部が引用され
ている。
子宮からお棺へ、お棺から子宮へ。死者と生者のリスボン旅行記、とある。
芝居がハネタ後、桃井さんにポルトガルリスボンで町中賑わう「イワシ祭り」に
ついて話したところ、芝居でもイワシ焼き効果を考えたが周辺住人への影響で
とりやめたそうな。
会場に、8月に公開される桃井かおり監督・脚本・主演の『火Hee』が案内され
ていた。
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