僕は中学一年の夏に岡山の山間部から、船穂町(現倉敷市に合併)に転校した。
その後、東京に出るまでの6年間、倉敷で過した。
住んでいた野山の一面が果樹園で埋まっていた。両親が教員だった関係で四季
折々の果物や野菜を隣近所からご相伴にあずかりました。
山奥から、一気に「都会」に出てきて食生活文化が一変したように思いました。
今頃であれば、畑に転がったスイカを手刀で割っていただいたり、桃やぶどう房を
もいで手渡されたのを、その場でごうかいに口に頬張った日のことを想いだす。
なかでも、岡山の「白桃」は「水蜜桃」ともいわれ天下一品です。桃が店頭を賑わ
す時季になると倉敷の田舎をかならず思いだす。
岡山は赤リンゴ以外なら何でもありの「フルーツ天国」といわれ様々な果物が食べ
られる。
アレキサンドリア・マスカットも知られているが、超美味しいのは瀬戸内独特の気
候によって熟成した「白桃」である。
旬のなかの旬の時期の選りすぐりの白桃を姪っ子が届けてくれ、皮を手でつるん
と剥いて食べた。
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