2015年8月11日火曜日

美観地区の濠渠と白壁       1097

山陽本線倉敷駅(2015・8 影:Can)
倉敷の街散策のつづき。
僕が船穂町(現、倉敷市に編入)に居たころは、「倉敷大原美術館」周辺をまだ、
「美観地区」と呼んでいなかった。

いまでは、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
木造洋館の倉敷館(旧倉敷町役場)、倉敷民藝館、日本郷土玩具館、倉紡記念
館、倉敷アイビースクエア、オルゴールミュゼ・メタセコイア、倉敷考古館、有燐荘
(非公開)、大原家住宅(非公開)、、、。中国銀行倉敷支店倉敷本町出張所の、
ステンドグラスの窓が美しくて見惚れる!

濠渠といっていい倉敷川の畔から、「鶴形山」南側の街道沿いに、なまこ仕様の
白壁の屋敷や蔵や塀、古民家が密集し、天領だった時代からの街並みをしっか
り残している。
このあたりは、江戸~明治の頃は倉敷川の荷揚げ場の中心で、当時からの石段
が残っている。対岸には、かつて行き交う船を照らした常夜灯がそのまま鎮座し
ている。
倉敷の町家、古民家の典型は、白漆喰壁に腰板張、主要部に瓦となまこ目地、
倉敷窓に倉敷格子戸で、どこのお家も統一されているから見事です。

10代、20代の頃は、倉敷の町のよさを美術館だけで素通りしていたが、いまは
違う。時間さえあれば何度周遊してもあきることのない広がりと深みがある。
倉敷中心街は空襲に遭遇することなく、いまがある幸せをかみしめたい。





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