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| 書影 |
被災地の復興の様子を伝える記事や報道が集中してきています。
吉村昭さんと夫婦作家の津村節子さんが、二人共々3・11大津波襲来以前か
ら岩手県田野畑村と深くつき合い、日々を懐かしみ、復興を願う記事に接しま
した。
吉村昭さんが田野畑村をはじめて訪れたのは1962年ということなので、4年
後の8月に僕は宮古から鯔ヶ崎を旅したことになります。
上野駅を夜行列車「北星」に乗車して、翌朝に一ノ関駅に降り立ちました。
大船渡線で陸中松川から陸前高田へと海岸沿線をさかのぼり釜石駅にたどり
着きました。
当時は、ここから先は陸の孤島で、鉄道とバスを乗り継いで行くことしかできな
かった。
宮古へ向かう途中、吉里吉里駅で下車して浪板海岸で子どもたちと一緒にな
って泳いだ記憶が甦る。
松林に囲まれた自然と海岸は、3・11の津波で浸食されてしまった。いま、町
とボランティアの人たちが懸命に復興に取組んで少しずつ進んでいる。
吉村昭さんは、古老から聞いた津波の経験に衝撃を受けて執念深く記録して
います。津波は忘れた頃に必ずやってくる! 自然災害はくり返す!
僕自身、安渡集落の被災を免れた旧安渡小学校で見せてもらった、3・11前
の街並みと被災後の荒野化してしまった風景写真は、身震いするショックでし
た。高台の小学校と稲荷神社を残してほとんど壊滅で、道路は歪み水が噴出
している状態でしたから、、、。
家族住宅は高台には、鉄則に思えてなりません。

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