先日、三陸沿岸の震災被災地を自転車で数回にわたって見聞している長井さんと
対面談したが、その彼から岩波書店PR誌「図書」が送られてきた。
開封して見ると、彼の寄稿「「戦後」の風景と網野善彦」が収録されており納得した。
内容は、自分の自転車での三陸海岸の取材旅で見た風景と、出逢った人との交流
を前ぶりに、「支援」、寄り添うと云う気持ちの問題を、時代を越えた若者の共通性
として思いを巡らせる。
すこし飛躍するが彼の論考は、強い関心を寄せる若い網野善彦の戦後の精神に迫
るもので、よく言われる「転向」についてである。
文中に引用される、石母田正、丸山眞男の著作は未來社版で1960年代に多く読
んできたので、網野善彦との絡みを理解できる。
50年を経ても、名著は生き続けるものなのだと今さらながら思った。
「図書」を定期購読しなくなってひさしいが、収録されている斎藤美奈子、津村節子、
高村薫、赤坂憲雄の文章は一気読みさせてくれた。
やはり、ザラツク紙をめくりながら活字に接するのはいいもんだ!
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