| あきる野・落葉松並木(2012・12・1) |
今日のあの日は、木枯らし吹き抜ける寒い朝だった。
新宿矢来町の洋泉社へ初出勤した日です。社の隣は志ん朝の家だった。
29年前のコトだが、必ずこの12月1日になると、当時のメンバーSnから電話か
メールで記憶をよびさませてくれる。
今年も違わず、「今年の12月1日は土曜日ですね。あ、84年も土曜でした」 と。
例年、業界、友人仲間が一席を設け互いの活動を喋りあったものだが、僕自身、
一区切りつけた身にあって今年はお断りしました。
にも拘らず、編集企画で協力してもらっていたKa君とは、この時期になると必ず
会って一献となる。
先日も、出版業界のことから読書、映画をめぐって論壇風発に相成った。
彼は、毎月月末の日刊紙に長期の本にまつわるコラムを連載しているが、喋り
とはニュアンスの違う仔細な文体で魅了させられる。今月は「鴎外とカフカのベル
リン」。
さて今日も木枯らしの吹く寒い昼下がりであったが、あきる野の唐松並木通りに
はちらほら人が訪れて、茶褐色の紅葉にカメラを向けていた。僕も邪魔になる看
板と電柱をできるだけ避けて写真を撮った。
そのあと、日の出モールのなかにある未来屋をゆっくり散策し、文庫本を一冊購
入したのであった。
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