2022年4月16日土曜日

祖母の冊子から⑥          3441

泉岳寺庭内(影:yu)
歌に詠んだ祖母の言葉から、日々の暮らしや心情の片鱗がさまざまに浮かび上
がり想いだされる。

人はいざ 心もしらず ふるさとの 花わむかしの 香ぞ匂いぬか
むつの花 風にさそわれ まど打を ながめて老いの身 寒さ身にしむ
昼さがり ベッドの上で うとうとと 涼風うけてすごす ゆめのたのしさ
夕涼み 家族そろって縁台で 花火線香 皆で楽しむ

一時帰郷したときの住み慣れた家での安ど感が、不意を突かれて伝わってくる。
帰り見れば 庭のこすもす 咲き乱れ われをまつかと 嬉しかりけり
                     (昭和41年9月帰郷の節)

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