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| 泉岳寺庭内(影:yu) |
歌に詠んだ祖母の言葉から、日々の暮らしや心情の片鱗がさまざまに浮かび上
がり想いだされる。
人はいざ 心もしらず ふるさとの 花わむかしの 香ぞ匂いぬか
むつの花 風にさそわれ まど打を ながめて老いの身 寒さ身にしむ
昼さがり ベッドの上で うとうとと 涼風うけてすごす ゆめのたのしさ
夕涼み 家族そろって縁台で 花火線香 皆で楽しむ
一時帰郷したときの住み慣れた家での安ど感が、不意を突かれて伝わってくる。
帰り見れば 庭のこすもす 咲き乱れ われをまつかと 嬉しかりけり
(昭和41年9月帰郷の節)

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