いまではパソコンで原稿や手紙まで書くことが圧倒的に多くなっているが、少
なくとも前世紀頃までは万年筆を使っていた。
万年筆を使うようになった最初のものは、父が使用していたセーラー万年筆を
ゆずりうけた。その万年筆は細字仕様であったが、中学、高校までお世話にな
った。東京に出てきて真っ先に行ったのが、神田神保町の「金ペン堂」。
ペン先の調整から使用する用途に準拠してサポートしてくれる大柄な職人店主
がいたのである。
そのとき購入したのが、モンブランのペン先中細だった。さらに三十代になっ
て、軸も太目のペン先太字用でランク上のモノを調整してもらった。
インクはずっと瓶入りWATAERMANをたっぷり入れて持続的に書け疲れない。
もう40年は使いつづける愛着のある万年筆だが、一度だけインク注入具合が
スムーズにいかず、インク買い替え時に店主に相談したらちゃんと修理してく
れた。いまでは、年賀状あて名書きなどで根気を要するときでも、快調に使い
こなせてますます愛着につながる。
0 件のコメント:
コメントを投稿