2020年7月14日火曜日

二つの違う時間をもつと云うこと   2899

僕は出版の一線から退いて10年になる。
それからは自宅をベースに、NPOで3・11被災地支援活動や出版関係のサポー
ターとして仕事を細々と続けている。
この間、同じ出版業界で十分やってきたうえでフリーランスでコンサルを生業
とするひとや、企業PR会社のアイディアマンや、企業総研のデータマンなど、
多彩な顔ぶれと自由なコミュニケーションに発展する交流へつなげている。

そのなかの独派、僕より年長なのに会うたびに新しい起業が話題にのぼる。
そして読書家の彼は、教養としての本読みから講座塾のようなビジネスを志向
して、チャート出しをしてくる。このフローチャートに、僕のほうが一瞬感動
してしまうことがある。
それは、出版とは無関係の彼本来の専門職をやりながら、もう一ついきぬきの
これまで温めてきた問いの時間を持とうと云うことであった。
考えてみるに自分だって、会社勤めで時間をきざむことはないし、子育てもな
いし、望めば遊びだって幅を持たせられる年齢の域にあるわけで、未だも一つ
の時間の流れをつくることができるのだと刺激される。

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