2020年7月12日日曜日

ホアキン・フェニックス『ジョーカー』2897

アメコミ映画全盛の状況にあって、トッド・フィリップス監督は、『タクシー
ドライバー』(1976年)や『カッコーの巣の上で』のようなキャラクター・
スタディ映画を、いま人気のアメコミ・キャラクターを使って新しいジョーカ
ーにリアリティー注入したといっていい。

ジョーカーには、演技派のホアキン・フェニックス。このホアキンジョーカー
は、笑いの止まらない神経症?でピエロ仲間にはバカにされ、年老いた病気の
母と安アパートで孤独に暮らす。売れないコメディアン、アーサー・フレック
(ホアキン)は、世間に笑いを振りまきたいのにユーモアは理解されず満たさ
れない日々を鬱々としている。そのうち運の悪さで不満が爆発し、新たなジョ
ーカーに変身していく。
トリックスターのジョーカーが形成されていく行動と姿は、スローなダンスや
長い階段を軽やかに駆け降りるシーンで感動的に同化できる。

ロバート・デ・ニーロがTVショーのホスト役で出てくるが、、、『タクシー
ドライバー』を彷彿(オマージュ)させられる。

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