2016年6月21日火曜日

「ブリッジ・ オブ・ スパイ」を観る    1413


米ソ冷戦下の1960年、アメリカのスパイ機U-2がソ連上空を飛行中に撃墜
された。雪どけムードの米ソ関係、一転して凍りつく。
「米ソ核実験反対闘争」を行っていたさ中の事件だったので記憶している。

その裏に隠された史実がスピルバーグ監督、コーエン兄弟の脚本でサスペン
スドラマに仕立てられている。俳優は、トム・ハンクス、マーク・ライランス。

物語は、撃墜事件の3年前(57年)、ソ連のスパイ、アベル(ライランス)が逮捕
され死刑が暗黙の了解の裁判で、被告の弁護士を国に押し付けられたブルック
リンの弁護士ドノヴァン(ハンクス)は判事に生かしておけば役に立つときがくる
と説得した。
スパイ機U-2の撃墜で、彼の提言が生きることになる。
収監された飛行士と、死刑を逃れたソ連スパイと捕虜交換する。
ドノヴァンが立会人に指名されて、62年にソ連の指定するベルリンのグリーニ
ッケ橋の上で両者の交換が実現した。

アベルは、「帰国したらウオッカを飲む」と言い、獄中でドノヴァンを描いた絵を
渡す。

米ソの官僚的役人たちへの批判を込めながら、体制が違うが誠実な二人の間
に通じ合える気持ちをヒューマンに描いている。

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