2013年3月10日日曜日

「被災地からの声」を見る



東日本大震災から2年の特番が終日ながれていた。
NHKの特設スタジオが、大槌町市街から大槌湾まで俯瞰できる城山高台の建物に
設けられていた。

この場所は、被災した江岸寺の上に位置し、僕も大槌に足を踏み入れるごと、ここ
から消失した義娘たちの家跡を眺めながら廃墟と化した街や静かな海や山なみを
記憶に留めようとシャッターを切り続けてきました。
2万人の死者と行方不明者を出した大震災から明日で2年が経つ。今でも30万人
を超す人たちが自宅を離れて仮設住宅や遠く離れた場所で暮らしています。
義娘の祖母、母も大槌町を離れて寂しげに過ごしております。被災直後は、自分だ
けではなくて皆全てを無くしてしまったのだから仕方ないと豪気に構えていましたが
2年の経過のなかで、自然に否定された感じになり虚脱感で涙もろくなりました。

先の集会で会ったムクシさんも、「支援される時は終わった。今日生きることに集中
する。」と、軽トラで近郊、内陸へ即売に向かっている。
自立すると言う、彼女たち被災者の単純明快な言葉の裏にある行政や国の再興計
画に対する複雑な思いは孤立感が深まっているようにも思える。
被災の日常化、民支援の後退、国の「大復興」プロジェクトへの傾斜などで、被災弱
者の増殖にならないよう、やれる範囲でやれる応援をすると云うおもいでいます。
特番の最後に歌った大槌出身の臼澤みさきちゃんの歌唱は、未来に向かって羽ば
たく若者の夢をみました。

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