山岳スキーヤの佐々木大輔さん(40歳)が、アラスカの最高峰denariiの山頂
(6190m)から滑降する雄姿をTVドキュメントでみた。
彼が挑戦したのは、最大55度もの垂直に見えるほどの壁が3000mにわたっ
て続く南西壁のてっぺんからの生死分け目の大滑降でした。
デナリは北極圏に近いアラスカの独立峰(旧マッキンリー)で、頂上の気温は氷
点下30度以下となり、猛烈な風雪にさらされる。さらに、酸素は平地の4割程
しかなく、人間が生存できる限界を超えた場所と言われる。
そのうえ、滑降スペースには不可視の雪庇やクレパスが口を開けて待つ。
この極限状態のなかで、急斜面と氷の壁を一気に滑り降りられたのは、想像を絶
す体力と精神力に瞬時の判断力を普段のトレーニングで身に着けているからだろ
う。
冒険家・植村直己の生きざまに影響されて、彼の言葉「冒険とは、生きて帰るこ
と。」を、佐々木大輔さんもまたリレーし信条として語っていた。

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