| 影:pen |
師走のニッパチに固定して十数年続いた「でん八会」の忘年会が途切れて3年
になる。
50年近くの長きにわたり、新宿「でん八」を贔屓にしてきた酒好きたちが年
の瀬で嗜むたのしい忘年会だった。
店主の松尾兄弟の兄きが10年前に亡くなり、慣れ親しんだアキさんも歳が寄
り隠居することで寂しく休閑状態になってしまっている。
アキさんは足腰が大分弱って階段の上り下りも儘ならず、自宅に閉じこもり状
態と聞くがしばらく話していないので心配。
最初、暖簾をくぐった頃の「コの字型」カウンター越しのおでん鍋を囲って、
森もっちゃん、タケさん、フタミチャン、根もっちゃん、チビサダ君、関根ち
ゃん、せっちゃん、ミエさん、アイちゃん、、田舎の小学校で呼び合うような
すっかり親しくなった面々の飲み方は違うが、魅力的な雰囲気を醸していた。
なんだかはっきりしない年の暮れに、こんなことを思い出した。
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