久しぶりに、地下鉄東西線の神楽坂駅で降り階段を上って早稲田通りに出た。
親友・大益君の4年ぶり東京での木工展(轆轤)AYUMI へ。
冬深し 知る人ぞ知る 味土野塗 塗り椀が 都にのぼる 雪を出て
大益君は京都丹後半島の標高400㍍近い山中の味土野で暮らす。すでに初雪は
あったようで、新年を迎える頃になると1㍍の積雪になることも珍しくない所。
本能寺の変後、明智光秀の娘細川ガラシャが幽閉された地で近くにお墓もある。
彼はデラシネ的なところがあり、東京を離れて九州筑豊へ。その後、木の魅力
にとりつかれ、境界村落になった京丹後の「味土野」に移り住んで50年余。
ウルシを漆の木から育てて、ろくろから漆塗りまですべての行程を一人で熟す。
この日常生活はテレビのドキュメンタリー映像で数本知れるところだ。
コロナ禍で先延ばしになっていた個展に接することができ、安堵した。
そして起ち振る舞いは、木工ろくろ師の域にまぎれもなく入っている。乾杯。

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