2017年7月20日木曜日

怪奇秘宝・「山の怪談」編を通読   1807

書影
”怪奇”研究読本と銘打った「山の怪談」編を通読する。

異色のベストセラー『山怪』の著者・田中康弘インタビューを巻頭に、ロシアの
雪山で起こったなぞ多き「ディアトロフ峠事件」に、この「秘宝」誌シリーズに
は必ずと云っていいほど登場する「津山事件」のいま現在レポート、、などを編
んでいる。

僕が嫌負うなく惹きつけられるのは、「津山事件」の都井睦雄と周辺の人物や、
山あいの小集落の原風景と変貌である。
その地域を「加茂」と称していた記憶があるが、、。
多数の人殺しをした睦雄なる決して許されざる人物、亡くなった人を哀悼しつつ
も、憎み切れない自分がいることに気づく。
今年また現地ルポをしたライターの石川清は、79年前に起きた惨劇の痕跡が、
現在では草木が生い茂って様変わりしてしまった風景として埋もれていると記し
ている。

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