2017年7月12日水曜日

君恵さんと三味線と謡        1799

きょう、朝から日照なか町屋斎場に向かった。
この斎場は、57年前に僕のかけがえのない人命を亡くしたとき、町屋に住む縁者
のお世話になって葬儀を執り行った忘れることのできない所です。

この度急逝した義姉の葬儀もまた、二度目になる同じ斎場で意外な結びつきを感
じました。ごく内輪の親族だけが集まってしのびお別れするものでした。
君恵さんが亡くなったことも知らず、その朝、彼女は歌(歌謡曲から謡まで)が
好きな人で、家中で独唱したりしていたと、妹のyuが喋るのを聞いていた。
その話のきっかけは、新聞の告知で安西愛子が100歳で亡くなったことを知った
ことと、その安西さんが指導していた「杉並児童合唱団」で君恵さんが歌ってい
たことなどの思い出話からです。これもまた、未だ死を知らない時空を超えた偶
然にしては不思議な経験です。

初対面は学生最終年頃で、能舞台の袖で三味線と謡を発表するイベントでした。
最近は行き来が疎くなっていたが、今さらながら彼女の自宅で三味線と常磐津を
聴かせてもらっておけばよかったと残念に思いながら悼む。合掌。


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