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| 書影 『満州国演義1』(新潮社刊) |
与一さんの記事を読んだばかりだった。余命短しの記事でもあったのだろう。
先の柳田A一周忌の集いに出ていた前朝日新聞記者のキノシタさんが、カワ
シマヨシコの話に引っ掛けて、今こそ、「満州国」を見つめなおす好機と語り、
船戸歴史小説の完結を喜ぶスピーチをしていたが、今日改めて納得した。
満鉄、満映の話は、自ら幼少の頃に満州で過したことがあるか、親や親族に
満州へ渡った人がいることで、戦後の歴史的追体験として登場することが多
いように思う。そして具体的には、植民地支配による加害者と被害者の関係
から、どこまで深く関わっていたのか、関心の追求になっている。
勿論一方に、満州開拓民として大陸に渡り苦労の末の引揚者もいます。
船戸さんの本は、『砂のクロニクル』しか読んでいなかったが、ここで、満州国
の興亡をテーマにした全9巻の大河小説読破に挑戦してみようと決めた。
戦後70年がプロパガンダとして居丈高に言われています。
僕らの世代以降の人は、戦争体験が殆どないわけだが、揺り戻しに対しては
ともかく批判と異議申し立てはしてきた。
ところが、最近の安保法制、原発、沖縄への強権に接するにつけ、表現・言
論・報道の自由は、目に見える抑圧を実感するまできている。

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