公也君と一緒に酒をのんだことはそんなに数多くあったわけではない。
たまたまの同期会の酒席で共通の友人ノボちゃんはグイグイいくほうだが、彼
が酔ったふうに見えたことはなかった。すこし蒼くなるようにみえたけれども
スタイルはいつも変わらなかった。
これは体質的に酒をこのまないのか、国家公務員としての長い生活にねざす清
潔感と人柄なのだと思っているが、たずねたことがなかった。
こんなことを回想すると東京で催すところの、遠く離れた倉敷のかつての学友
「船中同期会」でしか顔合わせできなかったわけで、公也君が仕事の主戦場と
した大阪や神戸の仕事人や友人との交流などは夢幻のなかでしか計り知れない
のである。

0 件のコメント:
コメントを投稿