本陣内の修法の声をかき消してしまう数千の裸群の歓声のなか、深夜、すべての
灯火を消して暗黒の闇にシンギが投下される。
湯気立つなかの裸群はシンギを獲得せんと激しくもみあう。オ(雄)シンギ・メ
(雌)シンギを中心に裸の塊は大きい渦となって踊り狂う。やがて、「シンギは
抜けたぞ」と、だれかが咆哮する。
裸は抜けたシンギの方へ渦のように崩れながら流れる。
シンギを奪取した福男は、祝い主の家に駆け込み、一生升の米の上にシンギを立
てる。かくてシンギ争奪の熱戦は終了するのである。
会陽に投げ入れるシンギとは;宝木、神木、心木、信木、真木などさまざまな字
あてられており諸説あるようだ。
手に入れた者は、福男としてその年を幸福にすごせるといわれる。
(←ブログ:2024・2・18 「岡山西大寺の会陽裸まつり 岡山⑦」4213)

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