御祖母ちゃんを追悼しつつ、復興した江岸寺に触れておきたい。
住職の父親と長男は犠牲。
3・11から5ヶ月後の8月4日から灼熱のなか、ボランティア活動で大槌町に
足を踏み入れた。この時一緒に同行してくれたのが「でん八」オーナーの松尾
豊太さんだった。
現地救援活動の二日目は、大津波で発生した火災によって全焼した「江岸寺」
境内の倒壊した墓石の復元と清掃に参加して汗を流した。
年長のアキさんだったがぶっ倒れることなく無事に東京に帰ってからも、泥掻
きのリアルな体験と生々しい壊滅的被害の状況を伝承してくれたのである。
コンクリートブロックの土台を残すのみで跡形もなくなった三堂家の敷地には
早くも夏草が茂り一層悲哀を誘う。比較的未だ新しい檜造りの家が3・11前ま
で在り、一家だんらんの日常があったことを想うと、周囲の変わらない山脈や
大槌川の風景こそ残酷に見えたものです。

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