2021年6月18日金曜日

原案:中島みゆき 監督:瀬々敬久『糸』3238

主演は菅田将輝と小松菜奈。
僕はほとんどこの主演俳優は知らないが、役ツキはうまかった。
観るきっかけは、中島みゆきの歌が原案になっているのに惹かれて観ることに
なった。

筋立ては、平成元年(1989)生まれの男女二人が出会いと別れを繰り返し平成
の終わるころ巡り合い、完成の物語と云うことになるか。
いつの時代でも巡り合い物はお見受けするが、本作も平成の混乱と災害の時代
を反映したその側面を切りとっている。
バブル経済の崩壊とともに平成が幕を開け、アメリカ同時多発テロ、リーマン
ショックに続く不況、そして3・11東日本大震災と、これまで経験したことの
ない事態に誰もが遭遇する。
二人(漣と葵)の人生にもこれらの事態がかぶさる。リーマンショックで事業
の失敗、東日本大震災に巻き込まれ精神を病む親友、、。
そして、時代の転換期に人と人との関わりや運命的な縁までももう一度重なり
希望が開かれるという、ユートピアを甘受しよう。
余談、リーマンショックのあおりで事業をたたむ役どころの、斎藤工がイイ。

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