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| 「映画秘宝」2015・2月号から |
昨年暮れに、ミラノ座など新宿歌舞伎町の四つの映画館が幕引きした。
ミラノ座の巨大スクリーンで観た大作封切り映画の醍醐味は忘れられない。
かつて歌舞伎町広場の周りは一大映画館街だった。
新宿プラザ劇場、コマ東宝、新宿トーア、ジョイシネマ、オデヲン座、アカデミー
劇場、そして新宿ミラノ座(1064席)でひしめいていた。
オープンから半世紀以上たった建物の老朽化や新しいシネコンに客を奪われ
たといえ、ワクワク感を抱いてスクリーンに向かって心地のイイ椅子に座ったの
が懐かしい。
1961年ミラノ座ロードショー作品「荒野の七人」に始まって、「栄光への脱出」、
「カサブランカ」、「007/危機一髪」、「クレオパトラ」、「ネバダ・スミス」、「天地
創造」そして「JAWS/ジョーズ」「E.T.」と、大作を観続けたこともあったのだ。
流れはよくわからないが、新宿東急で公開されたヒット作が、新宿ミラノ座へ格
上げされて再上映されたりしていた。この時代の映画ファンの熱気の凄さがわ
かる。
映画館をおおう様な大看板も、これから出現することはないだろう。
そして、この春には新宿コマ劇場の跡地に、シネコン・12スクリーン、2500席
を備える都内最大の映画ゾーンが復活する。

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