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| 書影 |
歌舞伎研究の第一人者の演劇研究家、河竹登志夫(本名・俊雄)さんが6日、死去
した。88歳でした。
僕は、大学1年の専修担任が河竹俊雄教授でした。
授業で使った『比較演劇概論』は、新関良三著『ギリシャローマ演劇史(全7巻)』の
隣に未だセピア色して、本棚に残っています。
55年前の政治の季節、先生にクラス討論の名目で「政暴法阻止闘争」授業放棄の
強引なお願いをしたことが度々ありました。先生にとって、迷惑な学生だったはずで
す、、、。 昨日のように思い出されます。
先生は、歌舞伎作者、河竹黙阿弥の曾孫。歌舞伎と海外の演劇を比較した斬新な
比較演劇学を提唱し、半世紀近くかけて『比較演劇学』(3部作)を執筆し完成された。
最近では、河竹家4代の歴史をたどった『作者の家』が、厳密な考証と高い文学性を
評価されて話題になりました。
そして、今年3月には東京の歌舞伎座で行われた「古式顔寄せ手打式」で狂言演目
を読み上げておられました。
ご冥福をお祈りいたします。

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