| 書影 |
大学時代の友人Yy女史から、新刊『震災と語り』を同封の手紙を拝受。
石井正己編著者で三弥井書店から10月に発行されたばかりの書籍。
僕のブログを見ていることの知らせと、彼女が運営する施設「まろにえ四季の郷」へ
原発被災者が数人避難を続けており、世話されている様子がしたためられていまし
た。
開封するなり、関心のある箇所から読み進むうちに、一気に読みきらされました。
礼状、、、。
4月の僕の会へも栃木からわざわざ出てきて頂きましたが、その時に何気なく3・11
の震災被災者を施設であずかっている事を覗いました。それからづっと1年8ヶ月に
及んでいるのですね。敬服します。
住むところを失った老人たちの衣、食、住の世話をされ、喪失感で生きる気力を失
せがちな方たちに、「語り」のボランティアと交流する試みの報告がありました。
被災地での医者や心理医療関係者の活動は目立ちますが、聞き取り語りの口承者
の受け入れがもとあって良いと思っていたところです。
10数年前になくなった宮田登が現代・都市民俗学として、災害のフォークロアを言
い、洪水や凶作を扱って災害の後の復興過程の活況を実証しています。未来志向
です。
宮古市の重茂半島の姉吉の漁業加工場は今回の津波で全部流出しましたが、大
槌町から足を伸ばし沢を津波が遡った爪あとを見てきました。姉吉集落から本州最
東端の魹ヶ崎(燈台)へも3回目の歩行になりました。本書、「津波と伝承」の項で写
真と文章で詳しく触れられおり、新しく知ることも多くありました。
また、大槌町安渡が故郷の阿部幹男さんのエッセイ「慙愧の思い」に出合い3・11
大津波襲来直後の様子と、大槌町の山林や鉱山資源によって形成された中世、近
世の南部藩大槌城の頃、そして三陸の海産物と北上山地の金や鉄で町の礎が築
かれた歴史をよりリアルに教えられました。
「いいか、覚えておけ、お前が生きているうちに必ず大津波に2回遭う。」の伝承と、
彼も2回の津波を経験した事実に驚愕する。
まだまだ、今夏訪れた八重山諸島に残る明和の大津波による巨岩伝説、等、、、。
すごい本でした!ありがとう。
0 件のコメント:
コメントを投稿