2012年2月3日金曜日

2・2 丹後半島・味土野も豪雪

囲炉裏ではありません_
丹後半島の味土野(ガラシャ隠遁の場所)に住む木工・漆器職人の古い友人であ
るオオマス・M君に電話した。2メートルの積雪のなかの囲炉裏で暖を取りながら
ちびりちびりやっている様子が伝わってきた。京都の奥座敷、丹後地方は北陸地
方にひけをとらず雪深いところであることを知っているので、閉じ込められているの
ではなかろうかと心配になった。雪が降り続くなか日中は住居家屋と作業場屋根
の雪下ろしでヘトヘトで疲労困ぱいだとか。
彼は山奥の廃屋を借り受けて20数年前に住み着いたわけで、数年前まで数所帯
あった家もなくなり、今ではただ一人でどくろを廻す職人になっている。昨年12月
には、銀座で三年ぶりの個展を催して評判だった。
出身が宮城県古川で、今回の三陸海岸を襲った巨大津波被害に心を痛めており、
僕の大槌入りに対して関心を寄せてくれている。
漆掻きで東北へ出かけてきたときに一緒に三陸沿岸を訪ねよう。

【コメント&批評】
*記念会に臨席たまわり、まことにありがとうございま
 す。『洋泉社私記』感動いたしました。
 洋泉社27年の軌跡とともに、不肖小生の生の一コ
 マが浮かび上がって来て、胸に迫る思いでした。こう
 いうメモ風の「私記」をふくらませて、一種の自伝を書
 かれたなら、とても貴重な出版界の記録になるのでは
 ないか、などを考えました。
                       詩人 S・K

*私記にして社史というのは、やはり創業者の書かれ
 たものだからでしょう。リアリティ説得力があります。
 私どものように児童書だけを出版していると、販売方
 法やしかけも限られてきてしまいますが、洋泉社さん
 の幅広い出版ラインは様々な販売上の工夫をされて
 いることがよく判ります。面白く、参考になりました。
 多くの方々の逝去も時間の過ぎゆく様を感じさせてく
 れます。それにしても出版界が縮小しはじめた1997年
 の次の年から、新刊と増刷の数が逆転してしまうのが
 やはりそうなのか、という感慨にとらわれたことでした。
                            I・M

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