先日雨のなか、新宿駅東口前のスクランブル交差点をいつも変わらぬ人混みを
横断する。
このカオスを象徴する場所は、僕が上京した65年ほど前と情景に違和感はない。
「二幸」が「アルタ」に変わり、一段と高層ビルが林立したぐらいだ。
東口から西口へビックリガードを歩いてくぐると「思い出横丁」入口。
戦後の新宿は闇市で活性化し発展した。東口の中核となる歓楽街・歌舞伎町に
対して、西口は高層ビルが立ち並ぶ窮屈なビジネス街に変貌しているが、線路
沿い裏の一画には今なお混沌たる雰囲気をたたえた好きな場所が残っている。
今日も居酒屋の二階窓際を占拠して、かつて山登りやスキーで憧憬の甲斐駒、
八ヶ岳、乗鞍・穂高へと、お世話になった中央本線の車両をながめる。
よく乗ったピンク色の「あずさ号2号」も、今では最新車両に進化したが懐か
しくチラリと見つめるのであった。
窓際で特急あずさ見てわが想い信濃路より望む雪の常念

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