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| 小仏峠(’99・11・11影) |
井出君とは、大学時代は二学年下だが、すれ違っている。
直接会って話すようになったのは、「日本読書新聞」の編集者になった彼が、
埴谷雄高の取材で未来社を訪ねて来てくれた機会からだったように思う。
彼が言うには、僕が自治会活動で処分をくらって大学構内のタテカンで名前を
知り、藤森成吉(小説・劇作家)の縁者かと推測していたと、、。関係ナシ。
この頃から、草野球・カンバイズを通じて一緒することが頻繁になる。同時に
編集者仲間や出版業界の情報交換にかこつけて、飲みながらの交流が定例化し
ていったのである。
そんななかでも印象深いのは、八王子西端にある小仏峠を三人で目指した日の
ことである。
井出彰の著作『休日、里川歩きのすすめ』(平凡社新書)に記ている。
「高尾や小仏は自分の庭みたいなもんだよ、と以前何かの折に言った白井さん
の言葉を覚えていた。~私にとって気やすく声をかけることの出来る、洋泉社
会長で羽村に住んでいる藤森さんとを誘って三人で小仏峠へ出かけた」。
この紅葉時季の三人合わせて160歳越の珍道中は、深掘りできる忘れられない
ものになった。
(←ブログ:2022・10・17 「写真は記憶の断層を掘り起す」3622)

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