2021年2月25日木曜日

作家読みは共鳴感の続きか      3125

書影
最近すっかりテレビを見なくなってしまった。
それは5年ほど前から徐々に始まった難聴の度合いが急速に悪化してきたこと
による。そのかわりに読書時間が増えて、このところ、「作家読み」がしたい
衝動にかられ小説を速読している。

若いときに個別に読んできた作品を、全集を引っ張り出したり、足らないもの
は文庫を購入して一挙に短期間で読破してみたい欲求に沿うという状態だ。
例えば映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を観て、60年ぶりに太宰の
小説『人間失格』を手始めに、初期の『晩年』から『富嶽百景』、『女生徒』、
『走れメロス』の中期作品に読み進み、長編『右大臣実朝』、三厩や竜飛岬が
でる『津軽』、『斜陽』『ヴィヨンの妻』(映画でも観る)、『桜桃』を黙視
読した。
戦争にまつわる作品もあるが、戦争を肯定する小説は一本もないの気づいた。

つぎは、辺見庸の『1*9*3*7』(金曜日・刊)で、武田泰淳の小説「汝
の母を」を文中であつかい世界的傑作というべき短篇、としていることを思い
出し本作の再読から、「司馬遷」、「風媒花」、「ひかりごけ」、、、を作家
読みしたいと思っている。さてどうなるか、、。

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