2021年2月14日日曜日

大原美術館の二階が好きな場所だった 3114

モネ 睡蓮 油彩(72-5×92)1906年
大原美術館二階の大きな部屋。

洋画家の児島虎次郎が洋画蒐集の許可を大原孫三郎から受けて、印象派の巨匠
モネをジベルニーのアトリエに訪ね「睡蓮」を購入、マチス、マルケのアトリ
エからと次々と画家を訪ねて直接作品を求めて27点を入手する。
それらを基に、昭和5(1930)年に大原美術館は誕生。

一階の今日でも大原コレクションの中心的作品である、エル・グレコの「受胎
告知」を見て、上階へ行くとモネが描いた「睡蓮」が展示されており、ジベル
ニーの陽光を浴びた庭園にいるような空間に佇む。
この二階フロアには世界各国の絵画が集まっており、静かな環境で心ゆくまで
楽しむことができる。
15歳頃にはじめて入館し70年近く前から、本館はほとんど変わっていない。
僕の好きなルノアールやゴーギャン、ルオー、セザンヌ、マチス、シャガール
ドガの絵の展示位置が移動されているぐらいだ。

僕は、このソファー(当時)のある部屋でぼんやり半眠状態でいるのが至福の
時間だった。
まずはモネの「睡蓮」を見ながら、となりのルノアール「泉による女」に視線
を移す。一刻をおいてゴーギャンの「かぐわしき大地」に魅入り、少し心身を
ゆるめてセガティニ「アルプスの真昼」を眺める。中間テストや期末試験の終
わって時間は限りなく許せる。
絵を描くのに夢中だったのは中学時代で終わっているが、絵画の鑑賞体験は僕
の人生節目節目にある。

(←ブログ:2020・9・12 「ルーヴル&フランス美術展 深層41」2958)

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