2019年11月6日水曜日

遠い昔の風景に思いをはせるとき   2647

1963年の今日の日付に義母は亡くなった。56歳だった。
一度だけ三鷹下連雀の家で会った後に、阿佐ヶ谷に越したが二度目の対面は葬
儀ででしかかなわなかった。

初めて会ったその日は、玄関から上がった和室で裁断した布をチクチク縫って
いた姿を想いだす。何をしゃべったかおもいだせないが、親のことと故郷津山
の風土についてぐらい紹介したと思う。
小柄だが心のしっかりした「お母さん」を感じた。生粋の東京育ちで関東大震
災と満州事変や太平洋戦争を経験するなかで家族の栄枯盛衰があって、当時を
生きている重みがあった。
ゆえに、お別れの対面では、いとおしく、も少し開放的に自由に長生きして欲
しかったと犇々と感じたものです。

その日は、今日のように冷え込みの強い寒い日だったように思う。再び合掌。

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